昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

瞬時に超える冬も神秘的


 はじめてむかえる冬が少し恐いと言った君の微かな寝息が、空間で鎮座している。合致しない意識の擦れを観測し、簡潔的に結ばれる意識が、清純な記憶をまさぐり、すべてを汚すのだ、と性悪説に汚されている人々の墓地を越え、閉鎖的な予感だけを信仰していく人々の向こう側に座り、意思的な反撥をくり返し、立証されるものも、一生分の痛みを忍ばせ、超えられぬ冬は無いのだ、と邪推する君は、整合される月日をねぐらに、偶像に溜め込まれる金銭などを手に取り、手荷物になるようなものばかりを買いあさり、あわされる月日に栄養を与えずに、名誉ばかりを求め、今に監査されるだけに痛む身体を引き取り、アンニュイな意識が、大義名分を振り回し、利己的な革命へと至らせる悲劇から加速していく意識は、仮想されるものだけを信用し、有する過程に用いられる独善的なものへと併走し、観点を損ない、バイタルを失い、リリカルな私情に渇望するだけの愚行から、過ちは、加工された品位へと飼い慣らされ、意味に滑落し、二度と這い上がってこられない様子を傍観するだけの贋物の価値を生産的に加工するだけのファシストの大群が押し寄せ、引き取る観念に関係性は、制度を用い、今を膠着させるだけの約束と抑圧を加え、圧力に屈する意識は、今に汎用されるだけの苦しみを蛇行させ、脳内にノルアドレナリンを充満させ、ストレスに耐えようと仕向ける用途も損ない、自らの意思に虐げられるだけの過程にせき止められる意識を根絶やしにしようともくろむ組織的な改ざんから、空虚さを生み出し、今を踏み台にするだけの意識的な体たらくさにせき止められる純粋な意識を引き出すべく、ベクトルは、永遠的な制度に敵意をまぶし、毎日の愚行に耐えるだけの演技を続け、演じる先に生み出される欲望を宣伝するだけの意識的な奴隷と化するだけに、改案されるだけの空疎な法を手に取り、未熟な者が支配を生み出し、関係性に付着するだけの意味を代償に、解消されない痛みを加速させるだけに今に足かせを嵌め、意味にあらがう者を排除するだけの疎外感を生み出す権力的な逃走から、等位を用い、名前を付け、そこに、価値を当てこすり、理由を生み出すだけに陰る本質は、一過性のもの愛し、創造性を損ない、そこかしこに想定されるだけの理論を生み出し、浪々と理想を生み出すだけの関係性に、制度を生み出すだけに、体系的な顛末に寂寞を生み出し、自らの苦悩を踏み台に、代償へと加速させるだけの苦痛をさえぎるような哲学をこしらえ、答え合わせをするよりも、個体として、答えを乗り越えるような閃きを生み出すべく、育てる意思は、一貫した教育に施された苦しみから解き放ち、与えるべき知とは、自らを神として崇める要理に浸るだけの傀儡と化するような体たらくな複製品を生むだけのファシズムの加工品として、倫理観を謳い、偽善的に執り行う同情から生み出す犠牲心のような応答をくり返すだけの簡素な理由に恒常的に苦しみを生み出し、虐げられるだけに至るような仮説を踏みにじるだけの浪費をくり返し、資本的な媒体として、刃向かい続ける者を討ち取るような夜中から、世の中の夜泣きを聞き、その恐怖感や、寂しさを解消するような愛でもって、世界自体を包括し、淘汰されるだけに至るような内向的な痛みに相対する複製品やモデルケースとして、品位を損なう者を排除するだけの法案を案出する者へのアンチテーゼを生み出し、ポリティカルなものを捨て去り、ヒューマニズム抑鬱的なものを生み出し、短絡的なペシミズムへと至り、テロリズムに陥るだけのルサンチマンを製造するだけの思想をへし折り、独善的に行われる儀式のサクリファイスとして、ヘテロ接合体に対立し続ける性別との闘争的な世界との差異に現れる猥雑な観念に関係性を生み出し、そこに制度を生み出すだけの独裁的な主観が猛威を振るい、空間に正義を生み出し、そこに犠牲的な圧力を加え、政治的に酔いしれるだけの蛇行から、行為的なモジュールに偏見を生み出し、一切を機械的に処理する末端から、排斥されるだけの意図が、空疎で過激な暴力の亡霊として攻め入り、生命を脅かすだけに至り、意味を根絶やしにし、願う者の手は、ひがみ、強請る者の手であるのだ、と抵抗せぬ者は、誰かの宣言を受け取り、それを、先天的に宣伝するだけに明け暮れる悪意のアダプターや、アダプトゲンとして、対象へと軋轢を加えるために悪意を与え、働きを加えるほどに、自ら生み出す毒々しいもので、意思を虐げ、従えさせるだけの餌を配り、毎日に同化していく事により、苦しみとは、繰り上げられ、その場では、苦しみは解消には至らず、緩衝すべく、互いを激しく求め愛する間に用いられる権限などが、何れかは、互いの間を引き裂き、用いた愛も、憎しみに変わる事に用いられる権力を取り外し、一過性の史実に責め立てられるだけの概念を迎撃し、用いられる意味に統合されずに、用いる価値に有する価値を引き合わせるだけに、その愛は、互いを咎めるだけの理論へと引き離され、破壊的な情緒や、情交に果てるだけのジレンマを生み、今にじんましんを与え、抱きしめ、確かめ合った愛も、その場の独創的で、創造的な意思を失えば、意味の奴隷として、今のジレンマに陥り、用いた愛も、理由を失い、今の奴隷として、一生を終えるの、だ。