昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

論理の外に出る夜

世界などは、どうでもよいものであるし、どうにでもなるようなものであるし、誰かの意志や、何かの意思により変わるものでもないし、考えたところで、何にもならないとしても、考えることだけはやめずに、考えが及ぼす先に現れることを、考え続け、また、その先を考え続ける。どうにでもなるものが、今にせめぎ合い、時間に追いつかれるか?あるいは、時間を超えられずに、同じ位置に、同じような機関を作り出し、織り成す時間に反し、自らに生み出される溝に入れ込む雨水が、自らを押し流し、時間から放たれ、孤独に認識する先で、時間に取り込まれ、とりとめのない日々にとどめを刺すべく、ベクトルは、ノスタルジーに占領され、終われる身体に置き去りにされる精神は、自らの軽薄さに耐えかねずに、過信を連ね、自らから逸脱できずに、抱えきれないものを乗り越えるべく、打破しようと目論む先に、飛び越えようと強請る意思が、あらゆる起源を飛び越え、悶える先に生み出す隙間や、科学的な伴侶が生み出す答えに横着を重ね、疑問が、真意に隔てられ、惰性な答えに導かれ、過信を生み出し、改心できずに、麻痺していく精神が、猜疑心を用い、あらゆるものに嫌疑をかけ、くたびれた精神は、軽薄なものを生み出し、ルサンチマンへと変化し、偏執する先に執拗に攻め立て、立場を用い、モラルを謳うだけに、互いの溝は深まり、捕まえられ、幽閉されていく意思は、時間に捕らえられ、自らの老いに諦観し、関する時間に利己的なものを措置する。還元されるだけの苦しみが有する無価値なものへの自己の流出を止められずに、途端に溢れるエレジーが、瞬間に妨げられ、健気な意志や、重複する純粋さが、不羈なものに転じ、あらゆる動機を超越し、規律を持ち出す以前に、自らの意思だけで、粘つく現在を飛び越え、自らの罪が、ニヒリズムを生み出す以前に、事前の意識を、今に送り込み、引き出す愛や、感覚を、愚鈍なものに変えるだけの、堕落した展開から、頓挫し、座礁した行方不明の君の船に、緻密なものを持たずに、相似し、合わさるほどに、似たようなものを補填し、補完されるもので、満足するように差し向けられ、慧眼を持たずに、貪婪な視線は、与えられたままに受け取り、自らの過失を抱え、抱える痛みに重複する苦悩を差し引いたものを、自らが又借りし、買い取るだけに至るような怠慢さから、差額を受け取り、借り続ける意思は、体感するほどに、虚しさを強調し、高揚感に至らずに、与えられた快楽の傀儡として、使命感を孕ませ、はびこる悪意に挫折し、虐げられる苦しみの先に何が待ち受けるのか、と期待感を孕ませ、反証する先にモラルも死に、憎しみを吐き出すことでしか、愛してることすら語れずに、勝ち誇るほどに、自らとの距離感は生まれ、今に邪推し、孕むものを堅持するほどに、露骨な支配は生まれ、今に芝居を続け、つたない意志は、破壊的なものを育て、惰性な力は、育むことを忘れ、阻まれるものを生み出し、くみ取る意味も、今に狭い世界を形成し、形骸化するだけの意志の外側に迫り、占領をもくろむだけの排除された意志が謳う欠落から、フラクタルなものを謳い、落胆するだけの自堕落なものが打ち出す差異から、惨憺たる様子をちらつかせるだけの意図が演じる孤独に衰亡するだけの酷薄な状態に修羅を用い、問答を続ける先に乖離していく意思的なものの汚穢を引き取るだけの価値を漁るだけの社会性が、制度を決め込む。