昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

静謐な帰宅


 記憶を漁る時間から逃れ、道標を捨て、納期されるだけの過去に磔にされるだけの断続的な軋轢に咎められずに、連動する価値や、過去から引き出される痛みを敷衍させ、普遍的な日常の隙間に与える影響や、轟轟とうなる運命に聯立していくものに疎外され、井蛙な者が使命感を謳い、怪我を重ね、怪訝に見つめる先にファシズムが横行し、神々しく境目を収める神の行方を追いかけるだけに王位を用い、等差を与え、管轄に迫る狭い識見から、別離すべく革命的な創造を企て、惰性な芸術性を脱ぎ捨て、制圧されるここから抗い、荒れ果てる意志の荒野で眠る光景に迫るセンチメンタリズムが不安感を促し、ゾンビ化する意思が自由に虐げられ、ただ支配される本能に迎合されるものへと同化し、肉迫せずに、恨み辛みを溜め込むだけにつまらない動機を重ね、加工される意味に恐喝され、同化する意識はにニヒリズムへと至り、ひずむ思いが、貧寒なものを溜め込み、途絶える意識は、つながりを求め、ただ同一化を目指すだけに妥当な意味を吐き出し、未熟な思いが、思想に攻め入られ、苛立つ本心は、混淆を拒否し、自らの飛躍だけを、創造性として捉え、途絶えぬように続ける思いだけが、今に詩的なものを断続させ、ここで行われるものにロマンを与え、傲慢なものが企てる惰性な策略から逃れ、能動する動機だけに縫い付けられ、配下の墓場でさまよう君の過去から重用な意味を引き出すほどにほどける意思が、ほどこされる意味に縫合され、混同される意識は、根治されるだけに至り、痛みは知を秤にかけ、澱んだ価値を生み出し、漁る理由から、崇めるここから過去は枯渇し、狡猾な者だけが、あいまいな差異を用い、利己的な落ち度を理由に、利用されるだけのここから、過去はコアを失い、聡明なものを損ない、そこかしこに分裂するだけの過去が、荘厳なものへと帰依し、飢渇する動機に昇華を促し、様々な場面で邂逅した愛にすら服従せずに、運命に反することすら、運命の一部でしかないのだ、と促す神を尻目に、道徳を説くだけの輩を排除し、人の上に迫る人という獣が計画的なものを用い、憂いをほどこすほどに、人間性とは、今に遅配を加え、制度でがんじがらめにし、肝心なものを見失い、今に愚鈍なものへと陥り、横溢する怒りが示す破壊的な動機から適齢期を引き出すだけの定期的な定義にもとづく普遍的な欠如を促すだけの価値観に完治しない苦悩は、資本主義の機械として、或いは、化粧を施し、スーツを着込んだ悪魔として、角膜にまで植え付ける羨望と洗脳の間で肥大化するニヒリズムが運命を疎外させ、運動的な排斥を続け、排除を促すだけの差別的なものが狭い価値をカタストロフで覆い、簡明すべき全容も、咎められるだけの全体主義へと陥り、衆愚をいっそう加速させるのだ、と妥当な位置に意味を綻ばせるほどに、精神的な破傷風により、治らぬ傷が膿み出し、運命を相克するものが、魯鈍なものに陥り、応じるほどに、恥辱を与えられ、生じる由縁に昇華されずに、査定される人間性は、原生を失い、制度を用いられるほどに孤独を加速し、凍える本心は、本質を見失い、凡庸なものに陥り、拗れる先に現れる時間を横領し、自分を破壊し、感性を奪われ、同じような善悪を緩衝させ、対象とされるものの互いを恨むだけに浸る原理に空疎な領土を持ちこみ、あらゆるものを国家の中で咎め、酩酊し続ける先に現れる苦しみを複製するだけの真偽に溜まり込むエゴから、拗れる先に現れる苦しみへと離別していくシーンから断続的な苦しみを促し、段々と迫る幼稚な価値から、慢性的な痛みを加工するだけの脳内での活動から、脳内で打ち出されたものすべてが現実であり、夢で見たものですら認識すれば現実と呼べるし、今行われたことであろうが、夢の中であろうが、過ぎ去れば、何事も、そこで行われたことから置いて行かれ、少し前のことすら、今に変換され、意味を持ったところで、その場で消え去るだけの現在が肥大し、今にニヒリズムをつなげ、安易な自分などは、そこでは用済みになり、次々迫るちぐはぐな自己が促す現在に即されるだけの安易な過去からの衝動が、今に伝わり、同じような意味を反芻したり、反復したり、咀嚼をくり返し、拷問的な現在に迫る高慢な世界が示す論理的なものが足かせを嵌め、世界的な交換から、枯渇するだけの現在に冤罪をぶち込み、あらゆる疎外感に耐え、孤独に死することだけが、唯一の絶対性であり、絶対的な清逸を用い、死に耽るよりも、今に捏造し、製造されるだけの現在から飛び立ち、今に後になるだけの奇跡に嵌め込まれる系列や体系を軽蔑し、私は私であることにすら疑問を用い、哲学的に要所要所を無尽蔵に駆け巡り、二度と同じ位置に同じ意味などを当てこするだけの魯鈍な者に陥らずに、応答し続ける限りに認識を続け、加速するままに逃げ惑う清逸さだけを、唯一の正義と呼ぼう。