昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

高次に至る道


 競合し続ける先にけだるい日常を散漫に変える何かの気配や、緊縛され、到達しても尚、依然として悪に妨げられ、原生なものを信じられずに、自らの恐怖に打ち勝てずに、抵抗を加え、軽減されぬ痛みの発祥として、権限を謳い、用いられる意味に仮説を促し、投影されるものを妄想し、相互する先々で低劣な意味をまさぐり、連理に変わるひとつの出来事との邂逅から、行動は、ひとつに集約され、いろんな意味を吐き出すだけの機械的な意味に乖離し、懐疑的な日常に抵抗を加え、形成されるものに不実なものを重ね、瞬く間に迫る意味に改ざんされるだけのものに抗い、退廃的なロマンや、傲慢な意味をまき散らし、誓いを用い、意味を謳うだけの堕落した真理から、信用を用い、何かをだますだけに、乖離する現実から、退行する先に現れる苦しみや、市街戦へと急ぐだけの戦争的な考えから、還元される苦しみを雲散霧消するようなエクソダスから、鋭利な意志は、段落に疎外されずに、苛む意識をとがめ、超越することだけに、不実を超える何かになじむように、と促すだけの空疎な普遍性が用いる核家族的な傲慢から、不満を促すだけの抵抗性が用いるキャピタリズムに反し、物事の傀儡や、物事の濫觴に関さずに、自らの意思だけで、訂正されるだけの原理にもとづくエゴを飛び越え、倒錯する現在に攪拌される意味からの脱兎をくり返し、緩衝する先々で、確かな愛は、名付けられる前に、自らの確かさの足かせを外し、世界性が求めるだけの意味に不満を投げかけるだけの懐疑的なものから、あらがう先に記憶障害を生み、競争へと至らせるだけの純粋な戦争から、高次に至らずに、低劣な意思のままで、何かを批判するだけで、批判的に乗り越えられずに、同じ答えに膠着し、それを否定し続ける先に現れるのは、純粋な憎悪であり、高慢な意思は、自らの権利こそが、主張されるべく、誰かが促す権力を背負い、義務を謳い、高じる先にドラマチックなものすら生まれずに、そこにロマンすら持たずに、傲慢なままの精神は、自らのルサンチマンが今を屈折させ、欺瞞を生み出し、瀰漫する不満足に圧壊するまで、感覚を沈ませ、とがめられ、抵抗できずに、その権力に荷担するだけの意思は、自らの力を知らず、あたりまえのように現れた権利を謳うだけに摩耗され、朦朧としている意思は、自らの意志を知らず、産まれてすぐに背負わされた義務に空疎な理由を掲げ、国家たるものを用い、今に彩る何かが、高じる先に生まれる貪婪なものや、交換されるだけの価値から、評価されるほどに、自らとの距離は生まれ、誰かに裁かれるだけに謀る意思は、何かを拗れさせ、高じる先に生まれる不満が自らに反するものを恫喝し、或いは、同化し、あらゆる論理を包括できずに、ひとつに凝り固まるだけに、膠着する意思は、何が正しいのかすら分からずに、加配されるものの配下として、破壊活動を続け、浸食される苦しみに利己的な行為をにもとづく方針や、亢進し続ける先に神経は苛立ち、訝るだけに至るルサンチマンを抱えるだけの疑念が消費する価値に加配されるものが、果敢に挑むことを忘れ、拗れる先に搬出される苦しみを利己的に扱う先にジレンマが生まれ、妨げられる先に軽減されない痛みが吐き出され、誰かの怒りを先祖代々背負うような義務から、空論を用い、対価を求めるだけの体系的な傲慢さが、ひとつのコミュニティーに政治を生み出し、官僚的な支配から、独創的なものを失い、義務を用いられ、興じる由縁に労働を生み出し、行為に服従できずに、ただ与えられるものに服従し、コミュニティーのために自らを妨げ、軋轢を加えられ、適齢期になれば、失敗は許されず、道を踏み外したら最後なのだ、と促す不安を煽り、今に服従させるだけの社会を形成し、一人の尊い犠牲も、なんら価値を持たずに、何かを、誰かのように行わぬ者は、徹底的に敵視され、排除されるだけに至り、牢屋に入れられるか?はたまた陥る先に現れる苦しみの住処へと移行し続ける暗い心理状態にもとづく不安感に引きずられ、暗鬱な衝動は、自らを傷つけ、誰かを傷つけるだけに至り、退嬰的な者が示す未来への尺度が横領し、借用書を借りても無い誰かに押しつけ、誰が、同じ罪を、同じように支払う義務があるのだ、と促すだけの腐った義務から生まれる政治性などは、自らのためだけに、ためらわずに何かを犠牲にすることしか考えずに、今に還元される苦しみを与えるためだけに、誰彼かまわず攻撃するような心理状態へと膠着する。