昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

原初


 ちぐはぐな道筋にたまるエゴや、恋路に尽きる永遠性や、制限を用い、有する価値へとカタストロフに至らせるだけの便宜的なものや、適応するほどに諦観を生み出し、大概のものに支配され、意思を欠乏し、結合される苦悩へと統合されるだけの精神性へと切り取られるだけの退嬰的で体系的な世界性にもとづく病が猛威を振るい、過ちを加速させ、嵩ましされる正義や、精神性を刈り取る家畜化した自分の利便性だけを強調し、打開策を練るほどに、捻転していく意識は、敷居を用い、史観を率いては、重用なものを補填するように、何かを揺動し、同化する権利や、利害関係にもとづく利権から、権威的な何かが裁くだけの差別化された日々に欠落していく観念的な穎悟がひけらかすだけのアカデミックな体系にもとづく行為は、悲観的なプロセスを歩み、プロパガンダが誘うだけの価値の家畜として、或いは価値の番犬として何かを屠る間に主事は損なわれ、誰かが仕切る訳でも無く、責任転嫁し合い、真相は消え去り、起源を用い、何かを退廃させるだけの文明的な対価から、あがなうほどに補填される罪が際限無く続き、対象とされる罪から引き出す罰をよろこんで受け取るような飢渇を謳い、様々な妨げに対処されるだけの苦しみに理性を損ない、快楽を充填し続ける先に義務的に成り得るだけの価値に延焼していく精神は、自らの世界性が業火に包まれ、つたない意識に排除される先々に解析されない苦しみを犠牲的に解消するだけに代償や、代価を求める先に現れる不潔なコードから、孤独で軟弱な者が示すあがないから、あいまいな差異から、散漫な儀式のスケープゴートとして、批難され批判される悪を作り出すような正義が生み出す犠牲的な悪や、不満を解消するために作り出される悪が解消の役目を果たすような本能的な暴力性が生み出す快楽を需要し続ける価値的な空間に貧するだけの催しへと引きずられるだけの人間どもの倒錯から、最たる意味を引き出せずに、ただ生み出される価値の姑息さに気が付かずに、気配を乗っ取られ、自らの意志で促すようで、バビロンが促す策略が云云と促すだけの思想的な偏りが示すカタトニーに陥るだけの精神的な乖離から、借り物の身体を脱ぎ捨て、与えられただけの世界に背反し、破壊的な論理を誇張し、拗れる先に生み出されるものを引き取るだけの価値的な相互互換や、誤解を交換するだけの顛末に現れる内戦から、大きな戦争へと発展するような空疎な闘争へと陥るのが、人間的な哀れであるし、やがて渇望するだけに至らせるような戦争の応答から、王道を進むかのように、何かを端的に破壊することだけが、十全なものであるなどと促すだけの価値に散漫な意識は、淫靡な結末に結合され、見解を深めずに、探求するほどに、偏るだけに至るような思想などは、思考停止に至らせるだけのものを作り出し、短絡的な権力に偏り、自らの暴力性や、狂気を花開かせ、世界とは、奪い合うことでしか、互いを強調できずに、そこに現れる愛や理性などは、まやかしであるなどと促すだけの運命論者が論難を迎え、論駁され続け、論理に捕縛され、意味を履き違え、機械的な動作により、互いを破壊することでしか解消はできないのだ、と促すような戦争の窮地に追いやられた精神構造が示すニヒリズムとペシミズムを昇華させるべく、思想とは、根源を持たずに、自らの動機だけで生み出されるべきであるし、やがて滑落し、溌剌と生きることすら不潔なものだなどと宣言する間に、センテンスはねじ曲げられ、何かのプロモーションに使われ、伝わるものの人間性により、もっとねじ曲がり、偏ったものが示す勝ち負けや、善悪が示す間隔から現れる偏った思考が促す答えが生み出すジレンマが、謳う時代的な擦れなどは、自らがゆがみ、ねじれることに生まれるひがみが生み出す現象であるし、その擦れが生み出す空隙を広げるのは、自らの意志だけであるし、そこに現れる空疎なものなどを引き立てるだけの惰性なものに変換されるだけの価値が偏りを示し、締め付けるだけに至らせるような世界へと変換され続ける苦しみがせめぎ合い、互いに猶予を与えるふりをして、普遍的な腐敗へと誘い、空間的に引きずるだけの関係的な還元から、陥穽は生まれ、奪い合う価値や、運動的な退歩や、うやむやな精神が促す正式なものすら死滅した後に現れる緩衝だけが、純粋なものを用い、原初の愛へと至らせ、何かを求める以前に備わった愛へと、あったはずの愛を確かめ合うような儀式へと加工されただけの原理的な愛を排除し、ただ備わったままの愛を流動させる。