昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無益な知


 無神経な死が、私を加工する。本質的な愚鈍さを抱えた否定的な観念から、還元され、想定されるだけの過ちを加速させ、何かに枷を嵌め、活性化されない意識は、短絡的な考えを加速させ、そこに課せられるものを本質として捉え、そこでとがめられるだけに至るような貪婪さを抱え、内向的な逡巡から、循環し続ける過ちや、満ち足りない思いなどを錯綜させながら、そこで観点を奪うだけの闘争から、倒錯し続ける先に分断される意識は、加工される原理や、厭うだけの価値に欺瞞や、疑問を投げかけ、感性を削ぐだけに至り、至らぬ思いが移動を続け、シンプルな思いに掟を授け、意味に磔にされる神を演じるだけに空間的に排除される意識的な諦観から、転換期を迎えずに、カインとアベルを演じ続ける先に嫉妬だけが先々に転移し、ルサンチマンを生み出すだけの代償の血から、蓄積される意識的な排除から、感情論的な等差から、坦懐にまで沈む意識の静寂から、清貧な予感にひしめく予言的な過去から、固結していくだけの血から、地平線を徒に破壊する原理的な囚人たちの反乱から、感性的な死滅を謳うだけの原因に現れる嫉妬心に覆われ、リベラルな者が謳う現代に復古すべき理想を供給するほどに、強固な意志は損なわれ、そこに中庸を求める者が現れ、そこかしこで均衡を保とうと和解を求め、安易に抱える使命感を作用させるだけの理由などに飢渇するだけの精神は、やがて暴力的なものを還元させ、物足りない、と満ち足りぬから、と破壊し尽くす限りに陰る本質は、代価を求め、そこに損得で測るだけの尺度から、釈明を求め、何かを悲観させるような戦争から、緩衝すべきであるのに、現れるのは、等差が生み出す闘争であるし、やがて溌剌とした生命も、資源を求め、戦争へと従事するのが、この人間的な役目であるし、そこで漠然としなくとも、砕けるまで、精神を費やし、今に機械的な兵士として、同じ過ちを加工し、加速する意思的な鈍麻なものや、感触も損なわれ、そこに分断される意識は、色彩を失い、そこかしこに充填される苦しみにくすみ、空疎な理由を伴奏し、万感にひしめく窮乏の論理から、論調は、他者に介し、純粋な意思を奪われ、今に備蓄される苦悩に偏るだけのギミックから、思想は、解除法を求め、そこに内戦を生み出し、体制批判し続ける先に現れ還元される権力に荷担するほどに、小さな体制は、体験を強化させ、強固な意志は、もっともな権力を生み出し、そこに批判を掲げても、権力同士が同調を求め、体現されるものだけを本質として捉える貧寒な歴史から、駆除されるだけの羽虫たちの詩的な還元から、緩衝すべき愛へと対置される価値が倒錯し続け、確かな愛などは、足かせにしかならず、世界に正解すらもたらさずに、叙情的なものこそ死へと祭り上げ、自らをペシミズムの王として、絶対的な消費者として君臨し、食い込む痛みから、区域にばらまかれ、堅持されるものだけを守ることだけが、今に摩耗されずに、建設的な考えに還元されるだけの価値へとカタストロフを投げかけるのが、役目であるなどと促すだけの犀利な感覚すら無いのに、そこに持ち込まれる意識的な嗚咽や、終えるだけの過激な思想から、心象に浸食していくエクスペリメンタルな実証から、値に引き込まれるだけの卑近な価値から、貧寒な理想は、緩衝すべき愛を対象に、互いをとがめるだけの理想を、そこに価値として引き出すだけの対象に用いる価値的な過ちから、カタトニーへと至らせ、体制に誇示される正常さだけを保ち、それに反するものすべてを強制収容すべきだ、と規定と規律を操作する暴政を許さぬなどと促しても、やがて活路も見出せずに、自らを革命に没入させるほどに、悲観的な観点はなだめられずに、崇められることだけを目的に空虚さを加速させ、そこに価値を嵌め込むだけに体制的な者として眺めるだけの傍観者として、或いは、そこで駆逐されるだけの害虫として、外傷をなでる情景の遙か無知な様相の関係性を眺めるだけの帰巣することだけを目的にしている凍てつく精神から乖離し、懐疑的な日常に廃残していく義務的な空疎さに消費されるだけのうわべだけの関係に懇意にされるものなどは、虚偽の関係に過ぎないし、やがて、そこに現れるカタストロフだけを待ちわびる諦めた人である。