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時を乗り越える者

時間を超える意志的な現れ

アンチテーゼ


 郷愁になびく思いが、赤裸々な文明を伝え、黙示録にたずさえた、恋心を拾い上げ、斡旋されるだけの身体を傍観し、他者からの災いを引き受け、簡単に処理されるだけの論理へと引き伸ばされていく過去を追いかけるのが、今を生きているということであるのだ、などと促すだけの論理的な彼女の足跡をたどり、カルマが分散しても尚、因果律にとどまるだけの惰性な時間の敷衍に飲まれ、記号化されるだけの論証に心ない何かを枷にし、にじむ血から引き取る普遍的な構図から、トランス状態に至るまでの形跡を踏みにじり、夜が明けるまでに、課せられた罪に着替え、誰もが謳われるだけの行為にもとづく快楽へと手なずけられ、懐かしむほどに、魯鈍なものに変わるだけに至るような魂の交わりも、いたわるほどに、互いを痛めつけるような行為に引き落とされるだけの金銭だけが目的の儀式から逃れ、孤独であろうとも、伴う痛みが、最大限の孤独を促しても尚、ここで用いる事だけが絶対へと変わり、希望なども瞬時に乗り越え、ここにある孤立こそが、ここで備わるすべてを前衛的なものに変え、とがるほどに、誰かに突き刺されば、ささくれた儚さや、悲しみを備えるだけのエレジーから裂けて、最高の瞬間へと昇華する事に置かれる快楽から逃れ、ここに用いられる苦しみこそが、私が演じるすべてであるのだ、とカタストロフを促すだけのペシミストどもが忌む瞬間から、闇夜は生まれる訳であるし、ここで履き違える意味から、空虚感を生み出すだけのニヒリストどもの対話から、悲観的で、感傷的な夜空は、余罪を求め、誰かを否定するように、自分を否定するのであるし、そこに生まれる不安に誘われ、陰鬱な焦土をのぼる次々に剥がれ落ちる肌をながめ、長い夜にほどこされる苦しみを散文に変え、分裂する衝動に塗り替えられていく寂寞から、緩慢に作用するだけの理性的な夜がほどこす罪の意識が罰する主観にはびこる善悪も、神を持たぬから、ここで爛れる訳であるし、そこに憐憫を持たぬから、紊乱なものに犯され、高次に至らずに、自らを神に変換し、懐疑的な何かを神で加工するだけに堕落する訳であるし、そこで落胆しても尚、攻め入る過程に逃れるためだけに、誰かを犠牲にするだけの主義や思想が、理想をリロードし続け、スキームに飲まれ、効率良く済ます性的な処理から、律動する欲望のダンスにさんざめく昨日から、加速する自由は雨に濡れ、あいまいな原理に引き裂かれ、自らの普遍的なもので加工し、懇意なものへと引きずられ、卑近なものに陥る。襤褸な過去から引き出す購いなどが、リリカルなものを引き出し、悲観するだけの彼女の蛇行する予感から、幼児退行していく可燃物どものセレナーデや、離間にはびこる悪魔崇拝的な夜空から生み出される黒い月のアクメや、懐疑的な思考から生み出される多幸感などが、襤褸に変化し、平行宇宙を汚すのであるし、そこで用いられる破壊的な真理から、私とは産まれたのだ、と妥当な位置から引き出す悲観などは、不安に覆われるだけに傷む心と引き替えに、身体を交換し続ける先々で、介在する意識を捨て、苛むだけの記憶に受理されるものへとコード化される。苛む記憶は、過去から根幹を腐らせ、困難を用いるほどに、一途な意味を見出せずに、腐乱する意思は、一切に崩れ去る。境涯に耽るだけの意図から、緻密な苦悩が巻き込み、言葉が、理を捨て去り、苛むだけの場面で孤立し、拗れる先に生まれるゆがみから、一切は、破壊的な集光を続け、まばゆい光で包み、何かを見えにくくするような正義から、成敗は生まれ、今に排除される苦しみへと引きずられるだけの過去からの嫌悪感が、今を引き合いに出し、兌換されるだけの苦しみに住まいを移し、つくづくに攻め入るセンチメンタリズムに意思を奪われ、抵抗力を失わせたところで、死に追いやるような卑怯な手口が迫り、分担された死に追いやった罪は、対象を見失い、他者が与える死の苦しみから逃れられずに、そこで苦悩は膨脹し、一切に罪の意識を持ちこみ、そこで孤立する絶望へと追いやられるような苦しみなどは、他者から与えられたようで、自らが生み出した苦しみこそが、いちばんのゆがみを授け、他者から預かる影響などは、ほとんど影響も与えずに、絶えず自らが与える影響だけが、苦しみを倍増させる。他者から与えられる痛みばかりが、表立つように思うほどに、自らに与える苦しみは倍加し、思うほどに、苦しみとは、今に影響を与え続け、急かす苦しみに追われるだけの自己を誇張し続け、強調される痛みは、どこか遠くでなびき、意味を嬲るような連中が用いる苦しみが聯立しても尚、自らに反響する思いの強さだけが、今の苦しみを拘束しながら、苦しみ事だけに意識は集中していく。いくばくかの解放を促すための鐘を鳴らすべく、苦しみに厭うほどに、浪費する観念を取り除き、そこで孤立するほどによろこびを示すべく、ベクトルは、正解を持たずに、世界などは、すぐさま裏切り、自らを超越させるべく、自らを超えるなどと簡単に吐き出すほどに、平衡を失い、偏るだけに至るか、或いは、そこで苦しみを増していき、慢性的な痛みを受注する事に置かれる資本的なものに拘泥するほどに、論理的な何かをこしらえ、自らを膠着させるだけに至る。その経緯や、過程に虜になるほどに、儀式的な慰みから、苛むだけの婚姻から、猥雑な観念を捕食するためだけの闘争を生み出し、何かを踏み台にするだけの理想から、供給される苦しみは、革命を用い、何かを破壊する事で、もっともな快楽に邁進し、そこで止まらぬ快楽は、破壊するためだけに、破壊を続け、破壊に至る事だけが、いちばんの快楽を用い、市場を癒やすのであり、そこで疲れたギミックが用いる疑似的な模倣から、奉納されるだけの身体を処理するだけの快楽をこしらえる先に与えられる影響は、愛を謳い、何かを騙す事だけが、成功への鍵である、と宣言し、遷延するだけの考えは、懐疑的なものを用い、独りよがりになり、担う意味を騙すためだけに対抗し続ける事だけが、世界を救うのだ、とうそぶき、ことごとくに中指を立て続ける少年期的な捻転から、剥離していく過程にモラルが速度計を振り切り、自らの用いたスピードにより、大破するような自由が炸裂する夜に不在である私のアンチテーゼ。