昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

コズミックな私情


 星から派生したダイナミズムを重ね、論理的な思考がとがめるだけの現前に備わる量子的なものに適任していくほどに、プリミティブな観念を放ち、原生に備わる理由が流動的に刹那を攻め入り、時間の外に出られずに、宇宙的な希望を徘徊する原野に引きずられる精神が、正否を促し、貪婪なものを抱え、重なる理由に良俗なものを求めるほどに狂気を膨脹させ、不老不死を促す単細胞的な論証を切り開くような解剖をほどこされる無知な君の接合から、観念に疎外されるだけの乖離していく主体を傲岸不遜に傍観するだけの覇者のような気持ちで、呼吸すらも忘れるような恋の容易な行為のさまたげによる記念日へと加速していくような揺籃からの記憶に惑わされる心音に囲われ、「ここに現れ残るものなどは」遠くへとさまたげられ、些細な思いを切り取りながら、機関的なものに関わり、今に悶絶するような意識的な境目に邂逅することだけを目的とした主体に関わりながら、重なる記憶の重たさに酩酊し、明晰な判断すらできずに、今に蓄積する苦悩へと当該するものに退嬰的になるような体系的な身体にほどこされる情報が快楽を促すほどに、意識的な傀儡として何かを恨むためだけにためらわずに分娩台に乗り、憎むことだけに専念するようなシステムの母として君臨するのであるだろうし、そこにダレた彼らの枯れた精神至上主義的なアニミズムを掲げ、加算される原理を枢要なものとして手っ取り早く崇拝しては、信仰心を高めるほどに、その信仰とは嘘っぽくなるのであり、そこに生み出されるアナクロニズムに吸い込まれるだけの明晰な精神が具現化されない意識に加工されるだけの品位を掲げ、性悪説などを用い、快楽や力を否定することから偏りは生み出され、利用される悪が、正義をいっそう良いものとして掲げるほどに、正義とは、偏った理想を用い思想を利用し、意識の領土を奪うだけであり、そこにもたらされるナショナリズムなどは、過激な意思を掲げ、自らの意志に従わずに、大義を用い、自らを利己的な機械へと変化させ、偏執し続ける意識的なまやかしや、躍動する精神に同化するだけの一切の経過が背負うだけの理由が利己的なものを重ね、緩衝する先々で対象とする苦しみや、空疎な理由を掲げ、感触すらも損ない、そこに背負わされる義務ばかりが、蛮声を張り上げ、簡単に処理されるだけの便利な意思として便宜的なものを吐き出し、破壊的なものに従属するだけのルサンチマンとして、指定される義務から、権利を謳うだけの退廃的な獣として、或いは、意識の中での置物として、自らを傍観する乖離した精神の覇者として、壊れた感情をかき集め、自らの爪で傷つけ汚すだけの化け物として、或いは、自らの傷にすら気付かずに、その場で朽ち果てるだけに促される懺悔を掲げ、そこに現れる汚穢を背負いながら、生命的な起源に迫る原理的な私情から、肖像を打ち倒すほどのほろ苦い思い出を抱えた呪いの歌を促す街路樹たちの記憶の奥底にアクセスし、君が恨むものなどは、所詮は誰かに生み出された惰性な幻であるし、そこに原理として掲げられるものなどは、今に魯鈍にさせるための枷を嵌め、論難を浴びせ、他者を苦しめるためだけにとがめるような理由を吐き出すだけに携帯する理由を掲げ、加算される理由は、不正なものを用い、モチーフとされる価値を用い、君を意味の中で苦しめるだけに至るし、そこからエクソダスしていくものが、俯瞰を汚し、君の空間的な理想の領域に良俗なものを求めるほどに、外から現れる穢れのようなものを儀式的に浄化させることだけを目的に、そこでうそぶく婚姻の道具として、愛を知らぬ、ただ気配だけの恐れから逃げるためだけの婚姻の道具として、出来合の偶像と遭遇するだけの相互しない自己からの逃避のためだけの統合を謳う正常さの道具として、そこで偶像崇拝されるか、死へと送り込まれるだけの甘美な対象の偶然の道具として、ためらわずに使われる義務的な自己嫌悪に現れる自己との軋轢に迫る動機の道具として、今に苦しむための偶像との統合を終え、そこにこしらえられる自らを測るための尺度として扱われることだけに専念するのが、生活なのだ、と諦観するだけに至るような幼稚な企みから、互いをとがめるための理想から、良識などないから、ここでコンピューターにばかり頼るのであり、アンニュイな夜に依存するためだけに何かを検索するのであり、ここに現れるまやかしを処理するためだけに情報に酔うのであるし、ここでかかずらうためだけに、情報とは存在し、「そこで否定する」ためだけに、君は存在を賭けた戦いなどを謳い、用いられるものを補完する星と星との距離を知らずに、浸透する意識に互換されるものだけが、悟性を踏み台に、今を斡旋することを知らずに、そこにこしらえられるものだけが正義であり、そこで衆愚に変わるだけに至るような言葉だけが、真実を語るのです、と傀儡が騙るような道理を信心し、そこに現れるものだけが世界を破滅に追いやるのだ、と促すような正解などは、世界を正しいものに変えるわけもなく、私が正しいのだから、君も正しいのであり、君が正しいのだから、私も正しいのであろうし、そこに教わるものなどは、お粗末なものに変わるし、そこで流用されるものなどが、あたかも真実のように示すような間に綻ぶ意味などは、今に滅ぶだけだろうし、ここで役に立たぬものが躍動し、ここで粗末に扱われるような私が容易に示すようなものが、何かの値になる以前に、ここで果たすような価値や、孕むような意味に今も苦しめられても尚、そこで正しいと思うものだけが、正しくあろうと専念し、あらゆる原理を飛び越え、そこで怯えることなく、私は、私である限りに寝そべり、優雅に思考を動かす間に距離すらなく、時間が空間が空疎な理由を用い、意味の中の落ち度ばかりに目を向けるほどに、そこで補填される自らの苦しみに、自らが苦しむだけに至り、浸る意味から避難する君に非難を浴びせることすら無駄なことであるし、そこに無駄とされるものなどは、誰かが促した恐怖に怯えた本能が生み出した戸惑いに満たず、そこに現れる苦しみなどは、理不尽に君を支配するだけの権限などを率いた権力的な思考から生み出された惰性な論理であるし、そこに制裁を加えるだけの国家的な欺瞞を膨脹させ、宇宙的なニヒリズムを侵食させるだけの戸惑いに変わり、そこで苦悩を徘徊するだけの煩悩を膨脹させ、宇宙規模にまで膨らむあいまいなものをこしらえるだけの独善的な振る舞いばかりが強要され、そこで同調されるものだけが正解のように扱われるものに反するための歌をためらわずに掻き鳴らす画期的で勝手気ままな魔法が懶惰なものを打ち倒し、そこに生み出される希望的観測すらも飛び越えるような十全とした希望だけが、この場に希望を産み出し続け、「ただ飛び越えろ」と私は、私に語りかけるの、だ。