昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

未完成のもの

 
 動物的な死を覆う黒々とした憂鬱が用いる意思を相違させるだけのにせもののほほえみを放つアンチテーゼをもちいる創造的な伴侶どもの至福の表情が、観点を斡旋し、関連する状態に事業などを生み、意味をなじる限りに自らの死をも超克するような試みを続け、ここで懈怠し、ここで転換される意思的な哀れが取り逃す死の弊害や、死を用い何かをあやふやにする兵どもが徘徊する原野に確実なものなどなく、ここに現れ旋回する物語が過去から持ち込まれたウイルスにやつれ、対抗する気も無くなり、ここで愛国心などを促すほどに補完されるものが、差別的な写真を撮り、利己的な私情を剪定しながら、愛すらも損ない、ここかしこで枯渇するだけに至るような苦しみを競わせるだけの資本主義的な衆愚として、復讐劇を繰り返し、貧寒な歴史が敵視する国家的な偽装から、自らの骨組みを壊すような電波的なファシズムが閃光を伝え、腐敗するだけの情緒を掲げ、心眼などを謳うような信仰的なほほえみに均等さもなければ、今にけなげに結ばれる君との理想すらも何かを堅持するほどに利己的なものに変わり、ここで拘泥するだけに至るような真実などは、本質を見失い、今に振りかざすだけの意味に孤立するだけの孤独な諦観から、冷戦を済ませ、憂鬱な週末にシュールレアリスムを気取り、角膜が疎外する幽閉された視線から、捉えるべき自己も、間隔などを用い、自らから乖離し、理解を得る以前に視界から消え去り、多目的に流動し、対等なものもなくなり、今にぶつかり合う本質は、真実すら損ない、ここで過失を生み出し、意味を踏みにじり、憎しみを生み出し、情緒を奪うだけに至らせるような闘争から、頭角を現す者などがすぐさま権力を手にし、独裁者へと変わるような世襲制の夜から、夜明けも待てずに焼け野原になる意思は、住まいを失い、どこ吹く風とさまよう強さを手にし、利己的に支配するだけの気配から放たれ、自ら考えることの美しさに気付き、何かに毒される以前に、ここで教祖として崇められる以前に仇討ちを狙うだけの意思的な倒錯から、真理にもとづく穎悟も毒づくような街並みを徘徊するできの悪い木偶の坊どもが道理を騙るから、意思の傀儡として詐欺まがいなものを用い、死を恐れる限りに商売繁盛するような汚さだけが崇められるのが、この資本主義というものでもあるし、現在を潤わすように思わせるような戸惑いを生むだけの言葉も不必要であるし、ここに用いられ苛立ちを生み出すだけに至らせるような諦観を持ちこみ、道楽を続けるだけに綴られた意味に複製されるだけの偶像として生きることだけに専念するような意思的なまがい物どもの複製品であふれた復讐だけの街に理想はなく、担うべき意味もなければ、その場で簡単に支払われる快楽だけが、死の恐怖から逃避され、今に傷む意味や、君の傷口を開くような交錯や、交換される現在にあらがうような場面からの逃避を目指し、倒錯する現在に作成されるだけの信念などは、持ち込まれる理由を自由で攪拌するための自由を口実に何かを騙すためだけに逃避することだけが正解であるのに、そこから逃げ出すことも乖離することも許せぬような者どもが私腹を肥やし、書類一枚で簡単に処理されるだけの憂鬱に貧寒な理想を積み上げ、そこで婚姻に至らせるような地獄へと巻き込まれ、ここで固執するだけに至るような理由に堅持する現実などは、限界を用い、何かに拘泥し、しあわせを捏造し、複製されるだけの真実に嘔吐を繰り返し、独善的な修復から、祝福を謳うだけに原理的な理想は、競争的な支配から、気配を牛耳られ、ここで諦観させるだけに至り、いたわることを忘れ、混沌へと巻き込まれるだけに至るような制限から自らを狂わせるだけに至るようなデータの変換から、偏執していく意識は、今に見出すべき理由も失い、自由ばかりを求めるから、自ら促す苦しみに苦しむことだけを反復させ、ここでこじらせる意味に時代性の憂鬱を巻き込み、自らを不自由であり、不幸である、と促す限りに誰かを羨み何かを嫉妬することだけに専念するような捻転から、猥雑な主観をたどり、主体性を損ない、そこで死を巻き込み続ける限りに見合うものなどを求め、よりよいものなど探せば探すほどに、見栄えばかりを気にし、よいものなどは一向に見つからないのに、探すことだけに執念するほどに自らを喪失し、喪失感にゆだねられた憂鬱の症状が高尚さを謳いながら、散漫な意識を買い取ることだけを続け、自らを違うものに毎日変換し続けることだけが、世界を正解に導くようなもののように感じるような倒錯から、ここで淘汰され、死の後に濡らされた身体を傍観する君の痛みすらなくなり、そこでよろこぶことすら失い、そこで永遠に漂着し続ける死の反復から反芻し続ける先に死はブランド化され、永遠に製造されるジェンダーレスな高尚さに差額を生み出し、支払われるだけの祝福を死は笑うだろうし、そこでゆだねられた理想などをカオスに変えるダリのジャスティスから、短絡的な短観に潜む悪意に巻き込まれる痛みから截然していく意思の高さを眺めることだけで精一杯の君は理想を手に取り、利口であるために何かに安易に流動し、理由も知らずに、ここで死を斡旋し、死から逃げ惑う限り死に追われ、何に恐怖しているのかも分からずに怠惰な意思に巻き込まれ、自らの意志を喪失し、そこに加えられる力だけに操作される。