昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

罵る獣


 自己の苦痛を押し広げるリビドーが普遍的な日常にぶつかり、自らが閉め出す理論の中で計算を続ける脳内で循環する安易な発想から、力学を捨て、権力だけで創造をつぶすだけの理論の外へと逸脱していく感性が、叙情的なものをたずさえ、詩的に昇華させる方方にひろがる意味の幌を張り、繁栄し続ける意思が、兆しを見出し、ここで想定されるだけのものに具現化されるだけの統合から、正常を謳い、今にたゆたいながら、曇り空からのぞく曙光を求め、形成されるだけの価値にかたよるだけにうそぶく連中が連想する先々で理性をそこないながら、内面的な消去を叫ぶだけに無価値なものを想定し、そこでニヒリズムに押しつぶされるだけにいたるよりも、そこで捨て去るという意味をたずさえ、永遠性を捉え、何も恐れぬような者だけが、静謐さにとどまり、外道どもがうごめく森羅万象に引き裂かれた感情を集め、あいまいな世界を切り開き、様々な思惑に現れる戦場を越え、前衛的なものを用い、短絡的な動機を飛び越え、苛まれる合間に悲観するだけの君の情景に現れる暗いものを取り除くべく、弁解を続けるだけに裂けていく現在をつなぎ合わせるべく、延々とつなぎ止めることだけに事柄は、ことごとくの子供として、あらゆる孤独を消費することだけに明け暮れる資本主義的な偶像をとがめる。めざましい飛躍を終えたフラクタルなものが示す宇宙的な統合から逃れるべく、自らを破壊することだけに専念しては、創造的なものを排他する意味がトランスしていき、革命的な偽装を終え、生命的な偶像を生み出すだけの人類の経路を変更させる。あらゆる偽装を終えた価値は、今をカスタムし、自らの番犬としてしたがえるためだけに闘争を用い、誰かをとどめ、そこで劣化させるためだけに情報を流し、感性を奪うための闘争から、絶え間ない破壊に応じるだけのプログラムや、無感情な人間を作り上げ、そこであらがうことをやめ、ためらうことだけに専念する先にマルクス的なものが終焉をむかえた先に現れるものの汚穢を救うような神を持ちだし、あらゆる意味を神の中で倒錯させ、作り出された神が憎しみを生み出し、そこで分裂していく意識はしいたげられ、被害者意識を加速させ、そこで何かを恨み、破壊することだけに生み出されるカタストロフから、退廃的な呪詛をうながすだけの抵抗勢力が生み出され、何かを破壊し続けることだけに生まれるエロスを消費し、死への欲望に統合されることを目的に、自らの母なるものを捨て、ただ破壊することだけが目的に変わるようでは、革命とは失敗に終わり、自らが死に追われることから逃れるための闘争が用いるもっともな破壊を受け入れ、自らをそこない続ける間を整容させない限り、そこで滅亡するだけに終える。終わりを見出す無価値な者どもの私腹を肥やすためのベクトルが旋回し、やり場のない怒りを率いた力がかたより続け、そこに用いられる破壊活動だけが、全面に押し出され、ここで応じる意味から、帰結していく今に欺瞞を用い、全体主義を生み出すためのプロパガンダや、破壊工作が加速する。あらゆる破壊は、ここで瓦解すべきである。そこで果敢に挑むような者に主義や神すら要らず、いたらぬままでも今を超越していく限りに大義を捨て、互いをとがめるだけの理想が磔にする神を崇拝することだけが、目的を生み出すものだ、という意識の掃きだめが生み出すような穢れたものを持ち上げることだけが、正しいことであり、それこそが正義である、という考えに入り浸るだけに終える先々で対立を生み出し、固執するだけの偽善的な者が示すモノクロな成因や、印象に引火させることだけに専念するような宣伝塔が謳う意味に欠乏していくだけに精神がゆがんだ価値を持ち上げ、そこで与えられるものだけが、今に影響を与え、そこであてがわれるものだけが真実として、真理として出迎えられ、そこで正しいとされるものにかたよりを示す間にひしめく退嬰的な意思が示す尺度や、そこに現れるものから放たれ、外側に放たれていく理想と、そこに興じる意味に悲観し続けることだけに専念するような者が、今を専制的にとがめ、希望をそこなわせ続けていることに気付くべきであるし、やがて、うやむやにされたものを受け取ることだけに専念するほどに、自らは疲れ果て、そこで阻められ、そこで知恵や知性を持たぬ限り、何かに使われ続け、そこで怯えているだけでは、その先にあるものすらつかめずに、そこで使われることだけが、自己実現にいたるのだ、という誤りを飛び越えるべく、考える動物として、あらゆる先に現れるものを捉え、自らの意志だけが、そこかしこに現れる正しさを蹴散らし、おかしいものは、おかしいと言えるエゴイズムだけが、義務的なものや、事務的なものを飛び越え、自らが考え示すことだけが、自らの血になるのであり、そこに現れる人種的な弊害を越え、誰もが神を捨てた後に現れる人間こそが、はじめて人間と言えるのであり、そこに主義を押しつけ、抑圧することに正義はなく、ただ犠牲を生み出し、同情で埋め尽くし、何かを踏みにじることでしか、快感を生み出せぬようなものは、人間でもなく、ただの獣である。