昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

正解のない街


 誰もがかかえる痛みを消費するだけの街から抜け出し、喧噪が語りかける現実も、ノウハウばかりで、現実味もなければ、その場で屈するだけに至り、矛盾した真理がうながすほとんどの理由が確かさを失い、今に足かせを嵌め、世界を制する辺りから、自己は制止し、散漫に何かをうながし、自分こそが正しいと示す辺りから自らは閉め出され、自分とは、探すほどに愚鈍なものをかかえ、課せられた罪を着込み、厭うだけにいたるだけの現在に比率を与えるだけの偶像的な破壊を執り行うだけのギミックから、偽装されるだけの真実に囲われ、加工された品位や、林立する意味に寄贈されるものをよろこんで受け取るだけの欲望の住処で思い浮かべるものが思考を奪うだけにいたるようなコマーシャリズムが洗脳するだけにいたる軽薄な理論を育てるほどに惰性なものを加速させ、加工された意味がファシズムを作り出し、関連する義務的な交換を終え、混沌としていく街は、生きるべき意志をうながすようで、そこで束縛され、苦しむことでしか補完されない何かを達する間に受理するものが補填する苦しみを理想とし、そこでリロードされる苦しみを侮蔑するだけの互換から、苛む記憶におとずれる過去とのズレにおいてけぼりをくらい、繰り返される意味に定型とされたものを信心する辺りから、自らを宗教的な神として、崇めるべき対象としての敵意をそこらにばらまくだけの空疎な人間の形体をした、単なる貪婪な動物として、指定されるだけの過程に求められるだけの意味の中で怠惰な乖離を繰り返すほどに、怪訝な意思を重ね、犯意を生み出し、惰性なもので加工される現実に消費され続ける意思は、未明の意味にカタルシスを求め、そこで加速する意思は、確かな意味を補足できずに、今にできあがるものにカルマを背負わせ、生きる意味を問わせるほどに、そこでの罪の意識は加速し、自らを受動的に対比するだけの物質として、そこで影として生活することで逡巡させるだけの純化できない精神は、ないがしろにした精神に消費されるだけの今にあらがえずに、与えられた意味に連帯感を孕ませ、そこで阻められるほどに濫觴するものを踏みにじり、不満をうながし、現実を即座に崩壊させるだけにいたらせるような戦争から、専横され続けた不満から、散漫な意識は破壊するものを破壊するためのコードを生み出し、ウイルスをばらまき、デカダンなものとして、何かを崇めることでしか自らを正しい者にできぬような者が示すような倫理が乱立する限りに、人間とは、人間から抜け出せずに、人間として生きることを強制させることでしか、自らの恐怖を押さえ込めずに、魂胆は、ただ何かを統治し、自らの意味に閉じ込め、自らの不安を解消するために対象に敵意を生み出し、埋め込まれた今に阻まれるだけにいたわることも忘れ、何かを恨むことでしか解消できない痛みをかかえたルサンチマンにしかいたれぬのが、人間として名付けられた人間であり、そこで濁すだけの正解に世界を明け渡し、自らを不自由にするのが、人間と名付けた側の者が示す統治の呪詛が鳴り響き、呪いにかかった人間が聞き続けるほどに人間としての苦しみを背負う義務を謳うだけの儀式的な生贄として、呪いの歌を聴き続けるほどに、そこで逡巡する意識は、今に悲観し続け、「私が苦しむ限りは、みんなも苦しむべきだ」というような独善的な手法で、自らを気付かぬ内に苦しめるためだけにためらわずに消費していく意味だけが、資本主義的な狂気を生み出し、ここで肯定し続けるべき自らの意志も、誰かに抑圧され、そこで押さえ込まれた精神は、いぶかるだけにいたり、自らの猜疑心により、神話の下で排除されるだけの経過を傍観するだけの名付けられたままの者や、何かの傀儡として、着せ替え人形として生きるだけの結末から、ここまでの活路に滑落していくだけにいたるような痛みの中で機械的に動くことしかできないわずらわしいものをかかえ、何かを叫ぶことを知らずに、寄りかかり、何かに規制されるよろこびから、したがえる意味をサディズム的に飼い慣らすことでしか、意味をしたがえずに、主体性すらも潰え、そこで絵空事を用い、率いる意味に扇動されることでしか動けぬようでは、そこで要理を持たずに、用いられた真理を謳うだけのオオカミ少年として生き、生かされているなどと謳う以前に、ここで結合していくものの意味を知り、さすらうほどに、寂しさなどは消え入り、ここで燃やし尽くす意味だけが、世界を破壊に追いやり、応じるだけの答えを蹴散らし、迎合されるだけの答えを破壊するようなよろこびから、揺動されるだけの傲慢なものを用いながら、何かを苦しめる快感でしか、自らを示せずに、そこに現れる苦痛の態度だけが、自らのよろこびに変わるようなサイコパスどもがうごめくような人間と名付けられただけに、人間として生きることだけが正解だ、とうながすような人間の群れから離れ、熟考する辺りに現れる光り輝く純然とした意志だけが、今を超越し、与えられた苦しみなどに屈さずに、与えられた答えに苦しむほど馬鹿げたものもないのだ、と知る。