昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

侵攻


 複雑な痛みをかかえる君の理想から捏ねられるものが、宇宙規模にまで膨らむ不具合や、不義を強調し、強制されるだけの理性は、理想を用いられるほどに、自らの主観をそこない、主体性をうばわれるだけにいたり、いたらぬ思いに相互するものにより偏りを示すだけにいたらせるようなものだけが、正しいことのように認識することの誤りに気付かずに、現れる形式と、そこで化身として、自らを覆うだけの理屈から、理想とは、その場でのエゴを誇張することだけに専念し、自らを理想とはしないままに、与えられる理想だけが、自らを形成するような軽視から、軽減されない痛みは、そこでの苦しみを膨脹させ、そこで感じる苦しみだけに左右され、自らの主義を失い、与えられる思想により、今に混濁するだけにいたらせるような理想とは、理性を持たずに、本能のままに決議されるものへと偏り続ける理想だけが、自らを決定づけるように規制するような社会から、制圧されるだけの井蛙な者が示す差異から、閉め出されるだけの惰性な意識から、済世をめざすものが、自らの快適を求めるほどに暴力性が増し、自らを誇張させるために、自己から孤立し、何かを破壊するための純粋な破壊だけが、正しいものへと導くのだ、という誤りを用いるモチーフとしての独裁者が出現し続ける先に最たる意味すら忿怒をかかえ、分別を謳うほどに、差別化されるだけの日常に理性などはそこなわれ、そこに規律を孕むだけの空間などで卑劣な争いが強化され、そこで強固なものを重ねる記憶に臆する先々で制裁をくわえるだけの軽薄な理想から、誠実を用いるほどに、誠実などからは離れていくだけの結末へと排除されるような理論的な抗争から、そこで構成されるものなどが生み出す圧力から抑圧されるほどに猜疑心を増し、毎日から解除されるべく、解放を叫ぶほどに、用いる自由により、自由を奪われるだけにいたるような闘争から抜け出すべく、ベクトルは、革命をも超越するようなモチベーションを用いる創造性へと飛躍を続け、悲観する前に前のめりで述べる先々におとずれる感覚的なアニミズムを破壊するような原理的な原罪を叫ぶだけの連中が将来を嘆く前に、投げ出すだけの記憶に臆するだけの散漫な精神が謳う愛に跪くよりも、うとましくもつとめる先に伝わらないものすらなく、伝わったものなどは、そこでの邪魔をし、邪推させるための正解をめりこませ、自らをそこなわせるためだけにはたらきを加えるような正解を世界に持ちこみ、自らの世界をごまかすための傲岸不遜な互換から、高揚感をそこない、そこで与えられる影響だけが、自らを正しくするための誠意をうながすような正解などは、自らの成果を自慢げに放つための懐かしさに酔い痴れ、自らが執り行ったものだけが、自らの取り柄に変わり、理想を捏ねる間に、理屈的な卑屈から、貧寒な理想を用い、悲観するだけにいたるようなペシミストに陥り、横溢する理屈が、自らを卑屈なものに変えるだけにいたり、そこでひたる痛みなどに作用を求めるだけのサディストとしてしか快楽すらも感じられぬような間違いを施すような拘引から、拘泥し続ける意識は、行為に跪き、自らに利用されるだけにいたるような快楽の中でしか作用しない意識的な解放感から、改善されない痛みが毎日に及ぼす穢れのようなものを昇華させるような儀式的ななぐさめや、形式的な悔悟に酔い痴れるほどに増していく快楽に溺れ、そこで傲り高ぶるだけにいたるような恋愛から、清廉されずに、あたかも正論のように語られるものに左右されるだけにいたるような結末に揺動されるだけの動機は、果たすための義務のためだけに、ためらわずに何かを攻撃し、劇的な飛躍をめざすべく、天を旋回し、鮮明なものをつかもうと不可能を謳わずに、幼稚な企みが示す枠組の中でしか批判的に生きないような言葉などを捨て、さえずる記憶が示す今に臆するだけにいたるような浅薄な理想に左右されずに、介する愛に弾け、はじまりにまじわる先々で再会し、かいがいしく生み出される惰性な仕組みから、苛むだけの記憶を利用する海馬で復古されるような基礎などが謳う結末に擁護されるだけの精神をこじ開けるような自らの静謐に宿る本質だけが、真実を謳わずに、ここで真理などを持ち上げるよりも、ここで用いられるものに反することにより、自らに戒律を持たせずに、そこで乖離するものが、等差を用い、何かに利用するためだけに、操作を続けるような正解を打ち砕くような希望を用い、全容に長ける意識的ななれ合いが、そこでなあなあになり、担う意味に暗示をかけ、そこで正解を謳うだけの連中が用いる言葉などは、何かを理想に、今をごまかすための理想を謳うほどに、ほどこされる苦しみは、今を締め付けるだけにいたり、求める自由へと利用されるだけの軽薄な理想をかかげ、自らを喪失していくことに気付かずに、与えられる理想に利用されるだけにいたる。