昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

矛盾


 矛盾していく私は、提起されるものを無視し、自らに行き着くものに心洗われ、未熟なままにとなえる季節を飛び越え、こじれる後先や、切れ切れになる思いが途絶え、途端に愛があふれ、ふれあう思いが抵抗を続け、伝う思いが、真理やシンパシーを超えて、時間に制限される前に今を超越し、秩序を守るよりも、たびかさなる理由が流動し、自らを正すものなどを貪婪なものに変えるだけの排除を続け、伝う意識は、奇跡を求め、健気な祈りから抜け出し信じるべき自分に帰り付かずに、寄り道ばかりして、互いをとがめるための言葉を知らず、主体性を持たずに、誰かに与えられたものにむしばまれ、無神経なものを伝えるだけの道理をうながすだけの果てや、経過するほどに、ほつれる感情は、浄化されずに、悪意を伝え、退廃的なモラルをうながし、快感をうながすだけの、堕落した思いが洗脳を続け、刹那にぬいつけられた思いは、淫蕩なものをたずさえ、快楽を用い、もたらされる愛をつなぐ時折に織り込まれるものが、物語に変わり、新たな姿勢を取り戻し、朦朧とした意識は、自らを世界から迫害させ、氾濫する意識は、憂鬱なものをあかげ、かけがえのないものを放棄し、超克すべき苦しみも肥満化し、自ら堕落し続ける先に現れるものが苦しみを伝え、絶え間ない苦しみを体系化したのが、国家であり、社会であり、法であるのだが、そこでの否定は、今を批判するだけで、新たなものを作り出せずに、惰性に制する間に蔑まれる記憶を循環していくリビドーが、同一化を求め、長期にわたり、自らを拘束し、構造的なものに惑乱し、猥雑な思想をたずさえ、最たる思いを長じる所以が今をこじらせ、行為に引きずられ、いじらしい思いをかかげ、自らを蔑むことに専念し、捻出されるものや、今を捻転させ、貸与するものや、沈積する理由を加速させ、裁かれる思いが化石化し、仮死化する思いは、徒らに消費され、今にとどまり、意味を見失い続ける。運命から疎外され、埋もれた感情を浮遊させる。あらゆる思いは、表現を伝いながら、創造的に昇華させ、はびこる愛が果たすべき意味を見出し、思いは、どこにも止まらずに高みへと向かう。あらゆる論理をしりぞけた後に降り注ぐ意味を通過し、観点を濾過しては、長らくにせきとめられた思いを昇華させ、鮮明な過去や、明晰な別れにへだてられた感情を逍遥し、行方不明の思いを即座に補完するような影を踏み散らし、ラストシーンにちらばる目的を寄せ集め、世界性に制されるよりも、自ら敷衍させる思いが超越を繰り返し、瞬く間にしりぞく行方は、試練を伝え、ジレンマにもだえながら、朦朧とした意識に対し、退廃的なモラルをかかげ、用いられる原理に理想を供給する間に焦熱していく怒りは、いぶかることをやめ、ためらうだけにいたらせるような悲劇を加工し、卑屈なものを用い、何かをモチーフとすることで、、自らを正しいもののように仕向けるような価値に閉め出される今がいびつなものを形成し、中途半端に保とうとする意志と、陰鬱な衝動をかかえ、懐疑的な日常にはなつべきアナグラムを超克し、高揚感を束縛するだけの演奏を続けるだけの堕落した言葉が反響し、途端にしりぞく思いは、自らを責めることでしか、自らを正当化できずに、或いは、何かを否定することでしか、自らを認識できぬようなものが持ち上げる罪や、追憶に比する価値が、カタストロフを用い、持ち出される意味は、階級的なものにとどまり、自らを卑下することでしか、生きていることを感じられるようなものから抜けだし、詩的に捉える意味は、前衛的なものにいたり、ふちどられるだけの闇や、すなどられるだけの今に疑問を用い、恒久的に開け広げられる進路をめざし、貸与し続けるだけのシステムがロストし続けるだけの猶予に悲観するよりも、ここで飛び越える思いは、統合もされずに、盗用され続けるだけにいたるような意味に混濁するだけの自堕落なものをフラクタルなものであるかのように示すことよりも、ここで言葉に寄りかかり、安易なものに付着し、自らの不具合を正そうと示す法から、ここで相対し、対話を拒否し続けるだけの惰性な意味に困窮し、混沌としていく意識は、姿勢を失い、何かを是正することでしか、自らの罪を克服できずに、何かを正しいと思い込まされているだけでは、ここでの価値は乗り越えられずに、自らの苦しみを苦しむことを会得することで増していく苦しみは、自らの苦しみを厭うことを知らず、ここで苦しむことに酔い痴れるほどに、自ら破壊的な衝動は外へと向けられる。あらゆる攻撃性が進化を遂げ、淘汰されるだけのいたるべきだ、と語るAIどもが氾濫する未来に矜恃すらも喪失していくのだ、と短絡的な忘我に果てるだけのジレンマは、自らの行く末に恐怖し、自らの罪へと隔離されていくだけに怜悧にいたらずに、いびつな論理を重ねるだけのキャピタリズムに理想を吸収され、供給される闇をかぶりながら、自らの被害者意識を加速させ、自らを悲劇のヒロインへと昇華させる間に結末とは、血をにじませ、憎しみを強化させ、強固になった思いは、何も受け入れられずに、自らを否定することでしか、自らを正しく認識できないようになる。