昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

横溢する愛

連帯感を押し付けるだけの政治的なものに押しやられる精神は、みんなの中で孤立し、その孤独に耐えかねずに、暴力的なものに加速し、自らが、自らに枷を嵌め、みんなの中で不自由になる。抑圧され続けた精神は、何かを監視し、利用するための、みんなを捏造し、自らを正当化することで何かを、政治利用する限りに、政治性は損なわれ、意味を束縛し、すべてを見えにくくすることには長けていく。そこで押し付けられた、みんななどは、存在すらせず、側に近寄り、自らを孤立させ、そこから、はみ出さぬように、普遍性を謳い、自らこそ、善良的な市民であると強調し、自らを政治的なものに企て、機械的に生き、受動的にしか生きられないように自らが仕向ける限り、自らの孤独感は拭えず、疎外感をかかえ、自らを暴力的な機械に仕立て上げていく。自ら求める愛を欲する先に訪れる強力な孤独に苛まれ、自ら求める愛には、愛は訪れずに、自らの孤独に飲まれていく。健全なものすら潰えた夜だ、と君は眠れぬ意味を加速させ、自らを不自由に変える。変化し続けるものが懸隔を生み、今に枷を嵌め、時代に責任を押し付けては、自らを正当化するために急ぐ先にぶつかり、簡単に処理される日々に追跡され、追われ続ける意思は、自らの苦しみを加工し、今から孤立し、自らの信用を謳い、もたらされるべき愛などを用い、自らを拘束するような軽薄な愛や、大義を用いずに、大利を謳い、利益目的の愛は、目標に近づけずに、自己愛に老け込むだけにいたる自らを傍観し、確かなものすら見出せずに、惰性に導く意味をアイロニカルなものに変え、ロジカルなものにいたらずに、群像にとろける意思は、自らの愛に屈する。いたわるべき現在に、存在論的なメタファーに沈積する優美な瞬間を捉え、意思を純化させ、最たる意味を喪失し、編み込まれる意味や、ケミカルな君が敵意を生み出し、いびつな観念を形成し、懐疑的な日常や、疲憊し続ける先々でドメスティックな者が差し向けるサディストどもが攻め入る今に起源すらも喪失し、失意のどん底に陥り、応じる答えや、寂寞に溜まる罪の意識が、儀式的なものに頼り、自らを喪失し続けるほどに肥大する意識は、今から離れ、あたかも自らの意思に導かれているように差し向けられた言葉に誘われ、相互作用しているような愛は、自らを愛するが故に、誰かを利用し、傷付けていることには気付かずに、自らを愛する限りに、自らを苦しめていることには気付かずに、自らを苛め、自らの惨めさを加工し、自らが生み出す屈辱に屈していく。こじれる後先は、宛先を持たない。あらゆる対象は、憎むべき相手を求め、眠らずに街中をさまよいながら、何かに酔いしれている。偶像化が進み、荒んだ者や、懶惰な者が謳う適齢期などが今を締め付け、自らを生きにくくしているようなマゾヒズムの揺籃で眠る子供たちは、自らの孤独を癒すように、卑しい自分へと変化していくほどに補填される憎悪と対立している。空疎な分裂を繰り返し、起算されるだけの日々が砕け、しあわせを用いるほどに、二人の距離は生まれ、支え合うべきだ、と促し、契約へといたった途端に、いたわるべき互いを恨み出すような欠如が生み出す余韻から、因果は崩壊し、混沌へと導かれ、ただ、這うように生き、可憐なものこそ儚く散る、というような意味に補完され、交換され続ける意思は、高潔などを謳いながら、長く自らの孤独に閉じこもるような蕾を眺め、かすむ余韻から溢れる幸福論が克服を用いぬから、しあわせにはいたらずに、何かを恨むことに専念し、捻出され続ける憎悪に包まれる。生々しい言葉が現在を虐げ、自らを不規則に育て上げ、惰性に生まれたものを、社会や文化として仕立て上げ、価値観などを謳いながら、長らくに迫る苦しみに束縛され、自らの苦悩に服従し、従事するほどに補填される意味は、色味を失う。あらゆる存在が基礎を用い、法則的に迫る意味も無意味であるし、無であるからこそ、有限であり、有限であるからこそ、すべては縛られ、自らを無に追いやる死に恐怖に感じながら、死を羨望するような矛盾に苦しむことから逃れるための願いに頓挫し続ける意思は、自らを死に追いやり、生きながらえるために求める愛に耽溺する。死を超過すべき愛は、自らの意志だけに従う。あらゆる従属から逃れた健気さが、今に比例するものよりも、自らにだけ誠実である限り、何かに正しさを持ち出し、何かを抑圧することに正しさは無いことを知る。持ち込まれた、みんなという意識から放たれ、自らの意思に帰り着く限りに、何かに虐げられずに、自らを保つために愛に均衡を用い、互いを愛するが故に、互いの均衡を保てずに、破滅へといたるような愛こそが、愛故にもがき苦しむからこそ、何かを愛するという大切さに近づく。