昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

統制される前の今


 犠牲を孕んだものが、世界を覆う。物陰に隠れる君の悲観的な商売がリズムを刻み、今にカタストロフィを与え、短絡的な勝敗だけが、今を傷つけながら、欺瞞を生みだし、世界性を奪うだけのひずみから、輪唱する神話的な悲劇から、貧寒なものを生み出す時代性から、井蛙なものが用いる思想で思考停止に追いやられ、退廃的な神を設立し、摂理を謳いながら、感嘆に暮れるだけの日々は、比率を用い、計算的な手法で、バビロンの中でしか価値を見出せずにさまよう意識は、儀式的に消費され、犠牲を植え付けられ、そこで束縛されるほどに、補填される意味が用いる永久や、簡素な季節に混ざり合う風景が多量の悪意を植え付けながら、帰巣すべき愛にすら見捨てられ、関連するほどに断続的な風葉に用いられるリリカルなものは、消費的な観念に吸い込まれ、物憂げなリリシズムは、ヒステリーに変わり、孤独であるほどに輝きを放つ消耗品として崇められた天才どもが、至福を求め、受け入れるだけの日々に情熱すらも枯れ果て、彼らは鈍磨で卑俗な魔物である、と否定的に示す間から、排斥される意味を運び続ける依存的な者どもの卑劣なスタッカートが迫り、余罪をかかえた誰もいない夜の彼方で連続する意識は、仮想世界での日々を満喫しているかのように乖離した自己が傍観する先を俯瞰で眺める破綻した精神が用いる品性などに苦しむほどに、自らを魯鈍なものに変え、論証される隙間で生み出される永続する睡魔の中で気だるい意識を抱え込んだままの混濁した精神が正式なものなどを謳いながら、軽やかに生きることすら否定するような苦痛を用いる規律の中で働きを加えるものだけが、何か正義のように語られることを邪推し続けるシンドロームに進行し続ける死するだけの意識は、散漫な現象の中で苦しみことを他者を介して正しいもののように引き継ぐことだけが正義であるかのように語られる間に与えられるアルカロイドにより苦しみながら、離別し続けるシーンを呪うだけの能動的な意識が、ペシミズムに陥り、嗚咽をうながしながら、長い夜を引き裂くようなカタストロフを待ちわびるだけの街並みで交錯する意識は、労働的で、固陋し続け、システムの中で裂けた現実をつなぐことだけに必死で、目の前のことすら見えずに、見え透いたものをうながし、さまたげを生み出すだけの段落を生み出し、踏み外すと終わりだ、と謳う間に介する愛は死に絶え、求められることだけが、現実を織り成すことだ、とうながすほどに、愛とはほど遠くなり、用いられる愛とは、ここでの意味すら知らずに、ただ求め合うほどに離れ合うだけにいたるような愛だけが、愛と名付けられた途端に、互いを恨み出し、互いを葬るための契約を交わし、終わりがくるまで捏造された愛は、憎悪を生み出し、そこで生活を続けるほどに、生きたままに死にいたるようなあいまいな毎日を加工するのだ、とルサンチマンカタルシスをうながし、即席の自由を謳い、表現を孤立させ、孤独に斡旋され続けるような孤独などは、用いられた世界の中からはみ出すための空疎なものを引き出すだけにいたり、いたわることもできずに長引く孤独の中で絶えず毒を用い、自らを屠るための呪詛を続けるほどに、自らを捕縛し、自らを抑圧する限りに、自らが産み出すべき世界に帰り着くこともできずに、自傷的な日々は、ニヒリズムを加速させ、自らを無へとおとしいれるためにいたる。あらゆる原理がすり減り、ここで放置されたままのものが燃え尽き、進むことも戻ることもできずに過ぎ去った後にひろがる無意味な永遠性に溶けていき、逸脱することすらできずに、出来合のものを信心するような者どもが貧賎さにひたる間にアイロニカルなものがロジカルなものをこじれさせるような哲学が劣等感を煽るような結末に迫るニヒリズムのシャワーがふり、付属するような等差に巻き込まれ、不正を謳うような隷属するだけの獣どもがリンクする結末に配される価値が加工され続け、ここでおちいるだけの意味から解放されずに、回答を待ち続ける今に犠牲を孕ませ、反動を生み出す現在から踏み外し意識から儀式におちいるだけの闇の獣どもが徘徊する毎日に接続されるだけの怠惰が生み出す悲観にひたるほどに、重なる痛みは、さらなる悲劇を巻き込みながら、証拠も残さずに、行動し続ける先々で対立を繰り返し、競争を煽るだけの資本主義的な継続から、軽薄なものを買い込むだけの日々から、買い込まれるものに混濁し、混同するほどに意識とはまやかしの愛に引き込まれ、卑近なものを引き合いに否定するだけにいたるような幼児的な反照から、緩衝する先々で対象となるものを恨むだけのシステムから、回想するほどに増していく恨みから、介するほどに愛すらも不潔に思うような統合から、透徹すべき現在に発すべき意味すらハッキングされ、換金されるだけの日々は、関係の中で麻痺し、自らを生きながら、死に巻き込んでいくような階級的な否定から、貧する間に生まれる怠惰さに苦しめられるだけに現在に今すら現れないような夜を洗い流すような光でありたく、ありがたくも、今に消しがたい意味などを引きずる暇もなく、忙しく動き回る。