昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

悲愁を乾かす晴天


 迎合されるだけの言葉が今に攻め入る。生命の起源を狂わせた威厳が今にも割って入り込み、背徳を謳うものを排除する闘争から、統合をめざすほどに、平等や均等とはほど遠くなり、担う意味を背負い続けるほどに、倦怠感は増していく。あらゆる論理から疎外され、孤立してもなお、そこで響くものだけが、本質を捉え、自らに帰り着き、戒律などを施すだけの愚弄を繰り返すだけの悲劇から逃れ、倒錯するほどに増していく自らがもたらすものだけがシンプルに真理の深層に浸透し、均等なものほど、そこでもたらされる差異や懸隔から放たれる欺瞞により不満足をもたらし、何かを破壊するための疑問を用い、闘争へとおちいり、自分こそが正しい、とうながすだけの理由だけが、希望へと変化し、底の無い悪意から、あいまいな毎日にもたらされる屈辱から、仮想するほどに、用いられる過程に苦しめられ、支えを求めるほどに、自らをゆがませるような欠如から、配される愛の配下になり、求める愛から求められるだけの元手や、横暴に迫るだけの愛が幼稚に互いを傷つけるだけにいたらせるような幼い希望は、自らを破壊するためだけの純粋な愛を利用し、もたらされる死から逃れるための正当を謳い、求められるだけの愛は、自らの健気さにより、誰かを傷つけることで得られる快楽に浸り、貧相な愛は、自らの本質を知らずに、真実をまさぐりながら、与えられた答えに左右され、用いられる苦しみを跛行しながら、錆びられた記憶が裏切りをほのめかし、奔走し続ける意識は、自分の孤独に帰り着かずに、ただ、うるさいだけの喧噪へと理解を求めるほどに、自らを見失い、何かと同化し、統合された正常さを謳うほどに、行為は、元々の純粋さをそこない、そこでさまよい続ける貧寒な現在に理解を得ようと目論むだけの狡猾な者に奪われるだけの意識は、自らの意志を虐げ、自らを破壊するためだけの純粋な理想から、理性はそこなわれ、そこでもたらされる事実だけが、正しいものを語るのだ、と現実主義的な者が示す差異などは、本質を捉えられずに、用いられる答えだけに帰巣するほどに、自らの行き場を無くし、求めるだけの居場所を求めさまよい続けるほどに、存在の軽さに耐えかねずに、誰かを破壊するための理想を用い、誇大妄想をかかえた未熟で幼稚なルサンチマンに変化し、偽装されるだけの真実は、要理を謳いながら、身近な者の意思を奪いながら、操作し続けるよろこびから、右に習え、と同調し、協調性を謳うほどに、用いられる真実は、事実との懸隔を広げ、感覚を奪うだけにいたり、いたらぬ思いは、いぶかるほどに、自らを裏切り、過去の面影に浸り、自らの苦しみを敷衍させることだけに加速するニヒリズムは、さらなる破壊を高らかに歌い上げ、自らの世界の終わりに保たれる均衡や、周辺をも破壊するために、自らの世界と全体的な世界との統合をめざし、純粋な破壊へといたらせるだけのルサンチマンを加速させ、悔悟をため込まずに、ただ、純粋な理想のためにもたらされるだけの破壊だけが、自らを浄化させ、緩慢に作用するだけの苦しみから解放されるのだ、と思い違いを生みながら、快楽は加速させ、解放を謳うほどに、即される間から、あいまいな愛はマインドを奪い、毎日を退屈に変換するだけの記号として、自らを定める幼稚な理想では成熟にはいたらぬのだ、と否定的に攻め入るだけの精神分析的な開祖どもは、自らの集落を守るためだけに、自らの正当性を謳うだけであるし、組織とは、その場での権力を保つためだけに、自らを正当化させることに必死なだけで、誰のためでも無いでたらめな理想から、出来合のものを真実に変えるための理想から、理性は喪失感をかかえ、自らの不実を隠すための体系的な正しさを利用し、理想的な死へを追いやるだけの正当性から、現実性とはそこなわれ、幻覚をもたらし、変革を謳うほどに、自らを破壊するだけの純粋な理想を駆け巡るペシミズムに追いやられるだけの精神は、敬神へといたり、自らを信じずに、何かに信じることを強制し、同調し、同情へといたることだけが愛だ、と語ることで、カタルシスにいたるようで、実際はカタトニーにいたり、自らが硬化し、愚鈍な者として崇めるだけの定型の神から、分散した不安から、憤懣を解除するためのコードを用い、何かを解放にいたらせ、自由などを謳うだけの短絡的な隘路を歩ませるだけの日々に迫る退屈へといざなうための退屈を捏造し、体系化していくほどに、内部での権力は暴走し、暴政を生み出し、制御不能におちいり、よいものをめざすほどに、わるいものを捏造し、偽装され続ける真実を保つための虚偽を続け、そこで形骸化するだけの意思が熱望するものなどは、所詮、誰のためでもなく、自らのためでもなく、そこで求められるものへと偏るだけの理想を生み出し、理性を制するための法で囲むほどに、猜疑心は増し、互いを監視することで得られる安心のための制度がもたらす不安だけが加速する。