昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

自覚


 くぼんだ季節に破壊的なものが迫る。センチメンタルな君の仰仰しい表象に迫る論理的な渇望から、パスワードをうながすだけの愛は、そこで確執を生み出し、無神経な者がそぐうだけの価値に遭遇し、豪壮な思いは、刺激的な遊歩道を滑落し、懐疑的な日常に迫るエモーショナルなものを補完するだけの空疎な身体を刺激的に誤解を与え、改ざんを加え、空虚感を捏造しては、意識的なジレンマにおちいり、あいまいな今をとがめるだけの理想や、理性をそこなうほどに獣へと変貌するような回答から、解析されるだけの計画的な理想は、利己的なものを行為に巻き込み、そこで行われることが独善的に迫り、毒性を用い、正解を踏みにじり、生まれたものに権利を与え、酷薄なものへといざない、今をないがしろにし、何かを恨むことだけに描写は奪われ、過去に補完され続ける恨みだけが、今を加速させ、今に補足される毒々しいものが、今を虐げ、利己的なもので固めていく。進路を黒々としたもので埋めていき、主体性を切り取るだけの空疎な過去の奴隷として、ドレスアップされた感情は、些細な動機に迫る顛末や、体制が生み出す奪い合うための理想から、理性をそこなわせるための磔刑へといそしむべきだ、と陰鬱な焦土を歩く君の誤解から、悔悟を生み出す寂寞へと凍傷をかかえた混濁した意識的な冬へと希望は、硬質なイメージへと途絶えることなく歩き続け、そこで補填される理由は、自由などを謳わずに、奪われるだけの幼稚な仕組みや、一貫した理由に加速していく思いは、懐疑的な日常を取り外すためだけに、ためらわずに与えられたギミックが用いる権利や、旋律を掻き乱しながら、充填されずに、ただ満たされぬからこそ、ここで与えられていくものの空しさを示唆し、そこで親愛なるものを謳うだけの幼稚な愛に帰巣するよりも、家庭的なものにとどめを刺すべく、善意的なモラルがもたつく間に凍てつく感情は、何かをいたわることもできずに、そこで遭遇するものを短絡的にとがめるだけに至らせるような無機質な互換を続けるほどに、つたない意識は、追憶に貧するだけに至り、そこで資するものなどは、徒に今を消費させるための理想を生み出し、今に食い込むものに飲まれる意思は、短絡的な言葉に襲われ、自らの身動きを奪うためだけに、ためらわずに何かを蹴落としながら、形骸化していく意識は、介する間に快感を生み出すために定立するものが、照り返す限りに、介する事柄を往復していく真実は、シンドロームを超えて、物事に肉迫するものや、希薄な者が示す尺度こそが、ここでの資本を牛耳り、理屈を超過し、観点を濾過しては、巧拙な者が示すセオリーや、そこで金言を生み出し、快楽的な互いを交接させるための機能として、今を屠るだけの暗闇から、懐疑的なニヒリストが専横するだけの時代や、そこで征服されることが、自らの罪を買い換え、再現性をそこなった鈍磨な感情は、今に摩擦され、燃やし尽くされる限りに、過去は、そこでの症状に苦しみ、恒久的に拘引され続ける意思は、陰鬱な症状を抱え、蝉蛻できずに、自らの物語のエキストラとして、傍観者として、幼稚な偽装をこころみるための離人的な対立を続けるだけの自己に対する唯一の敵意として、自らを保存するための緩慢な監査を続け、そこで刷新されるためだけに、自らにダメージを与え、認識を得られずに、自らが自らに懸け離れていくことを傍観し耽ることだけが、俯瞰を汚すよろこびに浸り、響かない言葉を内面性に共感させるための強制力を用いるだけの退廃的な言葉を互換し続けるような軋轢を生み出すような仕組みから逃れるべく、能動性を育てるのだ、と惰性にみちびかれる彼らは、自らをそこない、何かと同化することだけが、自分を得るのだ、と存在を確かなものに変えるのだ、と書き換えられた彼女たちの緩慢な感覚に作用するような流動的な保身から、方針すらも持たずに、ただうながされる軽々しい身体を虐げ、従える意識はといえば、何かに左右され、自分を持たずに、同調する機械として、或いは、同情されるための機会を待ち続けるために、同じような場所で、同じような写真の収まり方を求め、同じような感覚で、同じような苦悩を解き放つための少々の善意を用い、悪を利用し、流用されるだけの言葉を往復させ、あたかも自分の感覚のように放つような間柄に供血されるものなどは、自らを改ざんさせるための短絡的な応用を続け、同じような価値に転落させるために測る事をおぼえ、応じる答えだけに結合するために、同じような理不尽さを重ね、悔悟を生み出すために絶えず埋め込まれたものを信心し、そこで信用しているものだけが、今に厚かましいものを授け、預かるほどに、後で大きなものにして返して、と迫るような代償から、憧憬を続けるほどに、自らを屈折させ、自らに織り込まれる苦悩に飲まれ、何かを恨むための記号を生み出す。