昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

冬になれば、誰も居ない夜を抱きしめて、孤独な夜をひとり温めるわびしさに降り注ぐ、残酷な雪が深深と降り続き、連なるこころを言葉も無く凍り付かせるから、何度も温め直す先に現れる微かな希望だけが今の徒労を昇華させるなどという幻想こそを打ち砕き、自ら培うものだけが、そのような残酷な冬の夜を破壊し、まばゆいものをめざして孤独にひた走る美しさ、まる