昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

枷を嵌められた今だからこそ満たされるもの


 移動する光景は更迭され、今にも、もつれては美徳をうたい、処理されるための今を反復させる。君はもうどこにも居ないし、どこかに現れたとしても、目の前に現れない限り、そこで認識しないものなどは、現実的なものでは無く、仮想のものでも無く、どこか遠くで反応しても、其処で現れない限りは、何も無いに等しく、ただ今にしいたげられ、即座に思ったものなどは、過去にもつれ、そこで反応しても尚、遠くでむすばれることも無く、ただ過ぎ去るほどに経過していく偶像は、偶然を粧いながら、自らで飛躍していく感情は、意識と同化できずに、尊さを謳うほどに、今に意思を失い、損なわれる思いは、そこかしこでフラクタルに綴られる形式に意思を奪われ、支配されるためにもつれる感情は、互いに同調されるものや、そこで同調を謳うほどに同化していく世界での形式を保つために、継承されるものを今に引きずりながら、卑近なものに変化し、変換されるものだけが、正常なもののように扱われるほどに認識とは、今に作用されるものに左右され、確かなものを得たように勘違いするほどに感覚は損なわれ、他者が用いるものや、他者がうたうものに左右され、確かに作用しているように誤認し続けるだけのつたない感情は、何かを意思しているのは無く、ただ認識させられているだけに満たず、何かを見ているようで、何を見ている訳でも無く、何を聞いている訳でも無く、ただ現れるものを正しいもののように受け取ることにより、自らに寄りかかるものや、擁立するものなどが正しいもののように扱われるだけで、正しいもののように思い込まされる間に恍惚さが生まれ、行動に同化し、物事の道化として、システムを漁るだけの貪婪な餓鬼として生きることだけが、確かな生のように扱われる。死に横柄に背くほどに生は活力を失い、そこで低劣なものにそぐい、確かなものに枷を嵌め、世界の中で肝心なものを用いるほどに、用いられるものに支配される背景に齟齬するためだけに自らを未熟に苦しめるための利己的な答えに退行し、懐疑的なニヒリストが謳うペシミスティックな破壊に一体感を求めるような計算式の中で数字だけを求めるだけの欲望を堅持し誇示する意志だけが力として扱われるほどに補填される苦しみは市民権をうたい、自らに帰する権利だけが徳を持ち、確かなものへと変化していくのだ、という正常さなどは、異常なプロセスを歩み、自らに権利を持たせるための偏りを生み出し、たゆむ現実に迎合していく意思は、形式的なものに嵌まり、自らを苦しめるだけに至らせる。退廃的なロジックをたどる君との意味を旋回する距離から虚偽が生まれ、権限などをうたうほどに、そこでの正しさは過食嘔吐などを繰り返しながら、疲憊する精神は、いびつな構造の中で幻覚を生み出し、退行する意識は、互いを苦しめることを反芻するための苦しみを捏造する。あらゆる苦しみとは、自らの思いの中だけで繰り返されるトラップである。抗いほどにがんじがらめになる意識は、苦しむためのマゾヒズムを加工しながら、今に苦しむことだけが正しいことのように誤認し続けるほどに、そこに生まれる正しさが用いる正しさなどは、素行などを用いて、率いる正しさを卑近なものに変え、改ざんされるだけの正しさなどは、今を改善できずに、善悪を用い、何かを利用するための価値の家畜として、支配される犬として、形而上的に氾濫する現時点を演じるためだけに用いる正しさでの利用価値として、鎮座する意識の中で食い尽くされる胃腔の果てで、派手好きな衝動が課せる虚飾と虚栄の街の異物感を感じられずに、ただ偶像の中でうながされるものに流されていることだけが、確かなものなのである、と勘違いを含んでは、腹膜にばらまかれる毒素を形成する即席の自由に利用されるだけの尊さに統合されることだけが政治利用されながら、長い歴史などは、形式を用いて、嫌疑に至らずに、ただ信心を深め、深まる罪の意識に迎合されるものが健全さを用いるほどに、ここでの正しさなどは清潔感を損ない、転じる意識は、点滅を続け、つたない意識はそこで通過するほどに痛点を失い、鈍感で貪婪な亡者として、利権に措置されるだけの理由に打ち付けるような自由が用いる革命などに利用され、現時点を裁くだけのためらいに拘束されるだけの人間性などが打ち出した制度などに補完されるだけの管理的な感情から原理などは生み出され、あたかも正しいことのように扱われることで、自らの正当性をうたうロジックから、アカデミズムは、ただ退廃的な孤児院として、誇示するだけの意味合いに火照る身体を欲望の住まいへと磔にしては、妨げられるほどに増してく欲望の業火に燃え尽き灰燼と化するまで濾過される感情に補完されるだけの憎悪などを増加させ、その形式をなぞるほどに、自らの意志などは、その場で即座に互換されるための物として扱われ、自らの自尊心を傷つけるための体系が携帯するものにむしばまれ、自らを査定するだけの獣どもと同化し、自らをしつけるための答えが打ち出す協調性などや、正当化するための同一化に傾倒する。