昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

まぼろしの街


 蓄積された思いは、奇跡をたずさえ、散漫な儀式をうながし、生まれた思いに聖地を偽装する。全生命がこの場でなびいて、バビロンを通過し、アニマを貫通するような観点から疎外されるだけのロジカルな先々に対立する理想論的な滑落から、生じる由縁に迫る原始的な理性を打ち付けるような恋の行方や、相似するほどに何かを憎むという原理に滅ぼされるだけの人類を蹴り上げるような爽快感は、愛を謳う以前に、自らが名付けた意味だけを確かなものとして、命じられるよりも、ここで与えられるものよりも、ここで毒々しく堂々としていることだけが独立し、高じる由縁に潜む価値や、そこで補足されるものなどは、愛を用いるほどに、何かを補填するだけに至り、いぶかる先に修繕されるだけの帰路や、そこで記録され、食い込む意味などが樹立するほどに、物事とはあいまいになり、間に深まり位置づけられるだけの今に欺瞞がおとずれ、不満を謳うだけに鬱々としていき、逸脱する瞬間にいくらかの可能性を見出し、制される間に黙する君を掻き乱しては、対立を続け、退廃的な妄想を重ね、こじれる後先に淘汰されるのが、私たちの役目であり、そこでアクメを重ね、壊乱する身体を屠るほどに快楽の階段をのぼりつめるのだ、と断続する記録は、シンクロできずに、蜃気楼のように遠くで同じような過ちをほのめかすだけの理想をリロードし、労働とは、尊い犠牲を孕んだ懶惰なものであるし、そこで従える意味などは、経済で形骸化するだけであるし、でたらめに製造されるだけの理由と袂を分かつべきであるし、デリカシーを謳うほどにメリットを求め、測るだけの者として何かを虐げ、何かを従えるほどに得るものとは、そこで魯鈍なものに変わり、籠城する意思は、何かに固陋し、弄する先々で戒律を生み出し、だまされるだけに至り、怠慢なものに変わる。からまる先々で与えられた位置から即座に逃げ出し、煮えたぎる思いが大義を用い、思想をねじ曲げ、自らを偏向させる前に何かに関わるほどに革命とは遠ざかり、統合されるだけの至る精神は、正否を求め、詠じるものにいざなわれ、いぶかることを忘れ、朗誦されるものに左右され、作用するものに通わす依存的な精神は、経費を求め、誰からも奪い漁る先になじる思いは、嬲られるための者を創造し、継承され、そこで形成されるものが退屈を体系化し、経過する由縁は優美な瞬間に循環できずに、軽薄なロジックを形成し、そこでもたらされる罪を引きずり、卑近な者として、老化するだけの意味を引きずり、そこで感応するものが披露するものをそのままに受け取るから、そこでの怒りは革命的に敷衍し、理性を失い、還元される意味の獣として、迎合される意味を受理し、逸脱する先々で位置的な模倣を重ね、自らを喪失する苦しみを重ねては、鬱積する思いは、謳われるものを独善的に支配し、気配に奪われる意思は、応じる答えに截然たる差を生み出し、何かを奪うために関わる先々で回収される意味が囚人と化し、寛容さを損ない、ないがしろにした瞬間に主体性を損ない内面的な焦燥感に追われ、応じるだけの意味に修繕されるのを待ちわびるだけの受動的な者として、機械的な恩人を求め、軽薄に蘇生されるだけの瞬間を崇める。絶対性を謳うことで何かを脅し、体制にこびへつらうような連中が聯立させるものなどが新たな価値として、何かに背くことだけが、今を引き裂き、今に悲観しているものに監査されずに、関するほどに、監視されるだけの世界から放たれ、蔓延る悪意に調律されるだけの音階から外れ、でたらめに歌い、声高らかに歌い上げる傲慢な幸から、散漫な感動により同化し、憧憬へと至るような意味に浸るような貧寒な連中が操作するだけの情報に現れる常套句から、崇める先に倍増していく恨み辛みを枷に変えるだけのルサンチマンとして、強者を崇めるだけのバビロンの構図に、高次に至らずに浸る意味に欺瞞を与え、緩慢に通わす意味から最たる意味を喪失し、互換性だけを求め、制度に補完され、補充されるための正しさを祭り上げ、滑落していく意識は、淫靡な結末に配される愛だけが終末論を超越し、そこで超克されるものだけが、ネガティブさを捏造するだけの偶像的な支配にほころびを与えるのだ、と妥当な位置から惰性な意味を吐き出すだけの寄生から、帰巣できずに、どこにでも寄生するほどに、既設されているだけの記号に位置を奪われ、自らを喪失する事に寄りかかるだけの偶像に凝固する。