昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

悪意を補完するための真理


 愛すらも潰えた夜に噛みしめる思いが通過し、観点を損ない、喪失感にゆだねる月日が悶え、朦朧と行き過ぎるだけの日々に償いなどを求めるだけの罪の意識などは、与えられた罪であり、そこに加えられる力などは、求められるための力であり、自らが求めることにあらず、ただ罪の意識を感じるために与えられる力などは、自らが及ぼす力では無く、位置的なものが、そこに等差を与え、自らの未熟さを実感すべきである、と強制するような罪の意識に儀式的な苦しみを味わいながら、自らを生贄として捧げる自己犠牲的ないじらしさに悶える。短絡的な自己を昇華できずに、出来合のものを信心しながら、まがい物の自分を崇めるために誰かに罪を課せ、自らを神として崇めさせるために主体性を奪うための自尊心を補うための犠牲を絶えず生み出すために世界とは、世界としての役目を果たし、そこで疑念を持たせぬように仕組む間に補完されるものなどが、論難などを用い、何かを責める間に監視されるだけの精神は、敬神に至り、いぶかる先に舞台でぐったりとしている精神は、批判的な者が打ち出す宇宙をさまよい、裁かれるほどに増していく疎外感に耐えかねずに体系化したものへと引き込まれ、自らを未熟なままに捧げる間に犠牲として屠られるだけの身体を彼らに捧げ、制度の中でふやける感情は浮遊し、そこでフラクタルなものほど、互いを憎み合うのだ、という過ちから過去は、景観を損なわぬための慧眼を用いずに、限界などを謳いながら、すべてを支給し、宗教的な施設に収容し、強制労働に従事させるような過ちから、あいまいなマインドを奪うことなどは、簡単なことであり、そこで処理されるものなどは、自分の意思を保てずに、何かに意思を持たされ、あたかも自分の意思で何かを執り行うかのように仕組まれるギミックから抜け出せずに、惰性に汲み取る誤りから、あいまいな毎日に支給される同じような場面で、同じような満足を得ては、同じように引き出されるものがエモーションにまじわり、根幹で苦しむ彼女たちを昇華させるような証拠品として、あらゆる症候群のゆりかごで泣き叫ぶ赤子たちの静謐なよろこびに補完されるための愛情を狭小な時折に注ぐような愉快さを用い、回答を持たずに、ただ伝えることに重きを置き、応じることよりも、与えることに意味すら持たずに、ただ自然な状態とは、かなり不安定なものではあるが、あらゆる原理とは、理性を保てずに横溢し、何かを自然に傷つけることに、傷つけようとする意思が無いからこそ、残酷であり、姑息ではあるが、そこであるがままに補完される瞬間とは、死をも超越し、そこで超克されるものは、苦しむ以前に繰り返されるものから抜け出し、暴力的に終われるときどきにひずむ思いが、ドキドキしながら、喜怒哀楽を隔てる意識の要塞を破壊するために空疎な自分を補正するための法に処理される以前に、ここで用いられるものから脱兎し、自らに帰り着き、行き着く先に起動するものが苦悩を与える間に正しいとされるものに指図される前に、自らの価値こそすべて、と泣き叫ぶ赤子たちが有する生へのよろこびへと昇華するような泣き声が沈む夕日とまじわり、禍禍しい罪を羽化させ、あらゆる罪とは、持たされた途端に、その重みにより、自らの身動きを封じ、罪の意味すら知らずに、そこで正しいとされたものを、あたかも正しいものとして持ち上げる途端に、自らの罪をひた隠しにし、誰かに罪をかぶせることに必死なおかげで、自らの罪の意識を封じる途端に、罪とは与えるものだけに変わり、物事に支給されるだけの正しさを騙るだけのものに変わる。独善的に送り込まれる言葉にこうむる意識的な罪とは、犠牲的な扶養を求め、何かと同調し、同化することで、同情されることを目的にはみだす意識は、配備される間に愛を受理できずに、ただ痛みをかかえ、誰かに傷つけられ貫通した思いを塞ぐためだけに受け止める愛などは、いつかは飽きて、愛すらもすたれるだけに至り、そこで疲れた残骸である自己が自らを傍観するだけに終えるような愛などに居所を求めるほどに、空しさとは強調され、そこでの苦しみは敷衍し続ける。