昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

貪婪なギミック


 空にあこがれる猫たち、感性をまがいものに変えるための論理を交通させるための貪婪な者どもの卑屈な政治性が、観点を喰いちらし、いじらしい精神は、いらだちながら、立場と合致するものだけを、正しいものとして認識するほどに、ただいびつな精神を形成し、あたかも正しいもののように崇められるものが、正しさなどを説く間に、低劣なものが永続し、ここでもたらされる価値などは、どれをとっても、何かを収奪し、あらゆる制限を生み出し、誰かから搾取するための悪趣味なアクセスを続ける。軽薄なリズムをうながす鳥どもの理屈を聞き流し、性悪説や、性善説を超えて、延々と引き伸ばされる価値の中で憩いの場すら無いから、その場しのぎのことばが継続され、そこで正しさを説くほどに屈折していくだけに至るような正義などは、依然として国などを用い、何かを支配するための提言から、訂正されるだけの隙間に縫い付けられた色も無い景色で悶える君の理屈などは、卑屈なものに変わり、貧寒なものを設立させ、そこでかかげられる摂理などは、切実さを謳うだけで、本質的な何かをとらえることもできずに、そこで途絶えるだけに至り、地を這う意識は、果たすための義務を急ぎながら、崇める先々で生まれる対象を憎悪しながら、しなびた価値をしまい込んで、終焉に巻き込まれるだけの惰性な意思は、散漫な儀式でのいけにえとして出迎えられ、軽薄な物語の中で夕立に会い、似合わぬ価値を背負い込んでは、混濁する意思の下僕として、従属するほどに十全なものを補足するかのように迫る価値が存在をみとめずに、ただ現れるものを、現れたままに受け取るほどに乖離していく世界との間を埋めるための理屈などを用い、何かをモチーフとしながら、品定めするような意思は、陰鬱な焦土で淫雨に濡れ、ぬぐう暇も無く、風邪に苦しみながら、街路を埋め尽くす亡骸がうながす泣き言などが埋め尽くす現在に卑劣なものをもたらすだけの価値が求め合うものなどは、所詮は、何かと対立するための理屈であるし、そこで延々と流るるタオイズムを知らずに、一貫した幸を求めるほどに、そこでの幸福とは、継続される闇に飲まれ、理想をうながすほどに、カラカラに渇いた意思は、うるおいを求め、さまよう罪の間で背反を繰り返し、過信するほどに、改心を求め、敬神などに浸りながら、悲観する精神は、関するほどに邪推し、情交に浸るほどに規律の中をさまよい、今に裁かれるだけに至る精神は、何かを謀り、名ばかりのものを操作し、憚るだけに至る精神は、自らを欺きながら、名付けられたものを崇めるほどに、そこでの価値とは、限りあるものに変わり、課せられた意味を背負い込むほどに、背負わされた意味を使命と勘違いし、がんじがらめになるいっさいは、果たすための力のために自らを犠牲に染めるほどに正義が生み出す悪に変換されるための悪としての役割から、あいまいに引き裂かれるだけの幼稚な権利を背負い、偽装された精神が、確かなものを謳いながら、そこで負ったものだけが、価値のように崇め、独善的な精神は、正否を用い、何かを求めるほどにとめどなくあふれる否定的なものが定義するものを正しいもののように崇めるほどに悶絶し、前提されるものや、そこで用いられ、求められるものが定理として出迎えられ、出来合のものを謳いころには、ことごとくの意味は木っ端微塵になり、破壊されることにより生まれた怒りをプリミティブなものとしてとらえ、理性を持たずに、ただ復讐のために生まれたルサンチマンこそ、正義を打ち砕くための理由だ、とうながすような惰性な精神が達成感を求め、何かを騙すための仕組みを謳い、用いられる正義は、徒に消費されるための価値を崇めるほどに、あてがわれる意味の奴隷として、あらゆる価値を吸い尽くすための独善的な腫瘍に変わり、切り取られない痛みは、絶えず細胞を破壊し、自己の内部から抹殺しては、自己を奪うための利権を製造し、建造された罪の虜になり、ロジックを破壊するための定理を用い、原理的な怒りは、神を用い、何かを正すための破壊だ、と妥当するものに淘汰され、自らのロジックにより絞殺されるだけの原動的な利害関係に緩衝できずに、制されるほどに自らの首を絞めるための理屈を製造し、その際限無い生産性により、制度を付着された意識は、自らに罪を課せ、背負わされた罪こそ正義だ、と勘違いし、関係するものすべてを破壊するために、関係する自らを破壊し、蔓延る悪意を定理として出迎えるほどに、価値の家畜として、罪という干し草を煽るように貪る。