昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

闇の解決策


 時間に追いつくことも追いつかれることもなく、淡々と論理が乱立し、冷静さを損ない、そそくさと去りゆく意識が途端におちいる闇に配される間から、空疎なものに悶え、朦朧としていく意識は、端的なものを損ない、相似するための瞬間にゆだねるものや、悠揚と消え入る本質を捉えるために必死にもがき、そこで生還する意識は、感受性を用い、もたらされる闇に空腹を重ね、懐疑的な日常に配される愛から、あいまいに示唆する思いが、思い出を空疎なものに変え、エンディングへと加速し、散漫な意識は、緩慢な儀式へと呈していくよろこびだけに老けるのであり、あらゆる作用に構築される時間に寄りかかる敬神から、軽薄な数理へとみちびかれ、そこで測れるものだけが、真実として崇められた途端に神は廃されると思いきや、思いとは、延々と連なるもので、つらいほどに頼りとする神は、永遠性を補足するための時間からも逃れ、そこで形成されるものを正しいものとして認識させるためのリズムのように、神とは、そこで時間をチクタクと動かすために人間そのものを廃絶させるための呪詛を続け、連なる政治や性質や星座に補完されるまやかしのコードをまき散らす末期的なテーマを重ね、抵抗力を深め、時代性の権力欲に補足されるための空疎な自己を作り上げ、散漫な意識は、巻末に述べられる真実だけを、真実のように仕立て上げるために、物語に参加し、他者の思いにまで、自らの命を宿すようなこころみから、老化していく身体を放棄し、感覚だけを頼りに、寄りかかるだけの依存的な思いを放棄し、緩衝する先々で対比されるだけの面影などが癒やすようなものなどは不必要である、と宣言し、時間から逃れ、裁かれるために用意された広大な宇宙空間に区間を生み出し、そこで罪を領するために鎮魂歌を歌うような者どもの卑屈が理智を超えて、惨状を回避するための嘘を兵器的に利用し、いっさいは、緩慢に裁かれるための簡単な身体として捧げるべきだ、と生贄として生きた老婆は、感覚を損ない、喪失感にゆだねる自己とも訣別し、何かを惜別する意識すら不安定なままに飼育され、教育されたおかげで、何かを裁くということに罪悪感を感じずに、誰かを裁くことを厭わぬ機械として、気配を消し去り、後ろにそっと近づき、存在をロストさせるために盗難を続ける老婆がカタルシスを求め、最愛のものを破壊することによろこびを感じ、物質的に満たされるために満たされない身体とこころに流出していくものをせき止めてもらうために土下座し、額をこすりつけ哀訴する間に引き裂かれる思いは、可憐な様相をたずさえ、誰かのために連動する鐘の音も、卑賤な感覚が求める金だけの至福に変わり、懐疑的に求められる先々に滞留する意識的な互恵から、悟性を保てずに、朽ち果てるための脅威を生み出し、空席を埋めるための廉恥を創造し、散漫な季節に配備される間から、深まる恨み辛みや、秩序を保つための接続から、そこで正義として語られるものだけが、確かなもののように賄うものなどが、配備する愛などは、名ばかりの愛であるし、そこで弊害を感じるほどに、自らを不自由に感じ、無気力に思うほどに、愛とはまやかしに変わり、何かを感じているように思うほどに、そこで感じているものなどは、勘違いに終わり、介する間に理解することも至らず、いたわるために、憩いを求めるためにためらいを感じずに、何かに逃避する間に十全とした愛は約束されずに、その場から背反するための審判などを偽造し、自らの罪を感じるために積み重ねる罪に連動していくマゾヒズムから、貧寒な思いを感じ、感覚を消費するために逍遥する先々で対立を続ける足りない思いが、影をはやし、位置を用い、そこで拡散されない思いは、たび重なる苦痛の重みに耐えかね、体制にこびへつらい、平衡するために迎合されるものを崇め、あいまいなままに愛することを、何かを知ることのように感じるように操作され、平凡さを強調するための宣伝から、専横されることに補足される心情に神事を持ち寄り、肝心なものを喪失し、相似するものだけを愛すれば、しあわせとは近付くなど、とうながすような幸福論を克服し、向上心などを謳うだけの自己顕示欲を満たすための権利に献じられるものだけを愛するためだけにもたらされた空疎な言葉などが蓄積し、席を埋めるためだけに奪い合う先々で等差を生み、大差を生み出し、はみだすものを許さぬ、と欠如を屠るための技能ばかりが求められ、用いられる憎しみだけを加工する品位などに品位などはなく、自らの貧寒さを認可できずに、何かを裁くことで用いられる快楽に浸り、自らを勝者に変え、用いられる快楽に浸るためのよろこびだけが、しあわせなどを語る。