昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

普通というものを狂信的に崇める者共


 廃棄処分にされた闇にたむろする銀河の色、独白する言葉の中心をまさぐる果てない私欲と印象に統合されるための快楽の音、陰湿な正否をとがめるための場面を旋回する意識的な定点から、感傷に帰還するコードを発するだけの彼や彼女たちのジオラマのドラマや、短絡的な同化を終え、夭折する瞬間の神々しさ、と崇めるだけの独善的な手法から、発散されるべき意識は、ここで早熟な理論をたずさえ、何かをとがめることに必死だから、何もかもに置いて行かれ、おもしろいものも、おもしろく感じなくなるだけだし、惰性で生み出されたものが制限を生み、今を制圧することだけに長けるような規律などが機械的になり、担う気配も、重荷に変わり、課せられた意味に支配される君の表情が凍り付き、行動を奪うために抑圧される精神が同性を求め、異質な正常さを仰ぐころには、孤独に支配され、精神回路を抹殺するためのコードが加速し、枷に変わるだけの存在を抹消する瞬く間の排斥から、解析されることを拒否し、自らをコントロールしよう、と目論むほどに黒くひずむリズミカルな衝動は、義務的な消費を続けるための生産性から、制度にふやけた感情を虜にするための統合性から、整合されるための精神などをつくることを目的にする教育などは、成長を即することもできずに、何かを抑圧し、言うことを聞くためにきつくしばることだけに重きを置くから、赴きもないようなものを大量生産し、いびつな精神に位置づけられるものに居続けるほどに、居直ることだけに専念し、独占欲ばかりを加速し、自らの保身だけで加速するだけの星の悩みに編み込まれる精神的な苦しさを超越できずに、そこで絵空事を重ね、デカダンなものを用い、持ち出される意味に加算される苦しみこそ価値だ、とうながすような宗教的な囚人として、宇宙的な思いにいたらずにアニミズムを謳うだけの道理に規則を与え、法理を謳い、今に貪るための徒労こそ正義とうながすような飢渇し続けるほどに増していく快楽の奴隷として、浪費するための精神に改造された人々が生い茂る一帯を狩るためのおどろおどろしい悔悟をうながすような場面を旋回する意識的な亡骸に屠られるための殻に籠もり、行動性すらも失い、喪失感にゆだねられる誰からのしあわせのカラクリを説き明かすべく、アカデミズムを破壊するようなジャムセッションを続け、接触事故ばかりを繰り返すいらだつ街にそぐわぬ形を用い、もたらされる苦しみなどが制度を生み出し、国を保つために汗だくになりながら、担う意味などは誰にも似合わぬものであるし、もたらされるものなどは、今に苦しみに転化していくだけに浸るような意味の中でアナクロニズムをかかえ、混濁する意識は魂胆をも喪失し、自らの行為に比準を与え、重責に耐えられずに体系化していく一過性の事実が生み出す憎悪に支配され、芝居じみた日々を送り、自らを折檻するよろこびから、揺動されるためにこじつけられる意味の中で孤独感を増していく君のチアノーゼを押さえ込むべく、混同していくために何かとの同調を求め、自らの孤独や苦しみを癒やすべく、何かを否定し、誰かの怒りと同調するほどに差別は増幅するのであるし、あらゆる権利を用い、原理をねじ曲げるような輩が用いる排外主義や、約束すらも守れない者が統治する世界があたかも美しいもののように崇めるような間に謳われるものをあたかも自分のもののようにあたためる純真さに疎外される。喪失感にゆらぐ君の表情に補完される無為から、妄想を続け、引き裂かれるような思いに固執するほどに、過去にすがる。過ぎたことなどは、もはや夢の中で執り行われたようなまぼろしに過ぎず、そこで有ったものすら、有するための価値を用い、何かを強請った途端に欲が生まれ、効力を失い、そこでの現実の確かさなどは足枷に変わり、世界を狭めるための結果でしか無くなり、そこでの存在などは、用いられたものに損なうだけの存在として、指定された苦しみを、同じように味わうべきだ、とルサンチマンは語り、自らの苦しみに同調すべきだ、と惰性にみちびかれる自らの考えすらも持たずに軽薄なままに打ち出される意味から迫害されることを恐れて、何かを同じように否定することに正義はなく、正義とは謳われた途端に自らを悪に変えるのだ、と惰性にみちびかれるものから離れ、自らの意志だけが強調するもので脅威を取り除くのだ、と妥当するものにおののくだけの精神は、己の苦悩に耐えかねずに、対価を求め、退廃的な愛にむすばれ、同じような苦しみを延々と繰り返すための反復だけを正しいもののように崇めるような宗教的な錯綜から、解放感を求め、構築される意味から自由になろうと思うほどに自由ではなくなるのだ、というサイクルから逃れるべく、用いられるものに求めるものなどは、用いられるものに利用されるだけであり、そこでありのままにぶつかることよりも、そこで逃げ出し、戸惑うことなく、逃げ続ける。