昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

偶像の子と偶然の子

ボトボトとおちる
罪の音、
季節を膠着させる
意識的な汚穢から、
裏切りが迫り、
清廉さをもとめる、
はじらいの乙女たちが、
欠如していく場面を旋回し、
いろどられ、
ふちどられるものの、
おどろおどろしい結末が、
横暴に横行し、
根源をもこげつかせ、
権限を伐採し、
誰もが簡単に出入りできるように
変換しては、
多目的に身体を分かち合い、
誰もが簡単に愛を処理でき、
恬淡なままに、
配役されない身体を分離させ、
こころなどは、
虚空で消費され、
際限なく現れる苦痛も、
ほのかな痛みを改善するための、
ためらいや、
ぬくもりが現れ、
暴かれる現在に、
権利などもなくなり、
牽引されずに、
自らの意思だけで、
きめつけることもなく、
見つける罪は、
ただ今をわずらわしくさせ、
空白を埋めるための
倒錯や等差をもちい、
悲劇的なものを偽装し、
自らを可憐な子に変えるような、
生産的な苦痛を超越し、
分散される痛みを、
みんなで分かち合うという、
独善的な正義の終わりを告げる。