昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

孕む明日


とむらわれる思い出。
断続する過去は、
継続されずに、
暗澹として、
思考から放たれ、
際限もない永遠へと
接続され、
新たな形式を
昇華するために、
保たれるような
現時点を飛翔しながら、
悲愁にただよう
浪費されるだけの
現在を擦りながら、
高揚感を保ち、
過去の悲しみを、
よろこびに変えるために、
たむろし、
充填する思いが、
雇用もされずに、
のらりくらりと、
または、決められたものからの
解放を目指すより、
そこで根ざすものなどは、
根が腐り、
張り巡らされたものも、
明晰な判断すらできずに、
うとましい現状を
加速させるために、
情報を得ては、
被害者意識ばかりを枷にし、
憎しみばかりが、
派生し、制限される思いは、
過去の牢獄に収容され、
そこで憎悪に、
または、悲しみに
蝕まれていく思いは、
いつでも思いを引き出し、
過去の牢獄での刑期を
伸ばしていくために、
いつでも悲しみや憎しみに触れ、
敷衍していく面影は、
思い出の中で汎用される
形式的なものに従属し、
適宜するものの奴隷として、
延々と過去の中で
継続していくものの彼方で、
孤立していく。