昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

確かめる愛

猫とケンカして、また猫と和解して、
一日がすぎて、
さだめる意味も
まぼろしになって、
担うものなどは、
担うためだけに与えられるほどに、
打算的で、
参画するほどに、
攪拌されるものや、
無神経にせまるものを、
無理矢理に愛でるべきだと、
うながすような
退屈な信仰をも超越するのが、
愛か、とガイダンスにしたがわずに、
ぬりつけられた罪の軌跡や、
蓋然性にたむろするエゴや、
迎合されるために不純な摂理を崇め、
改善されない痛みを前衛的に処理する
多幸感をかかえた犬や、
健全な理由を粒子に変え、
倦怠感を摩耗し、
ダイヤモンドに変えたって、
恬淡なままなものを不当に処理するために、
価値を与えられるだけだし、
惰性で見つけたものも、
みすぼらしいものに変化し、
善悪の是非などを謳うような
世界などに、
正しさの欠片もなく、
漠然とした価値の正当性を謳うほどに、
価値とは不透明なものであることに気づけずに、
築き上げられたものを奉りながら、
互いをとがめることだけに専念するような
正しさに遡及されるものなどは、
ほとんどの価値を構築する以前に、
ここでの価値だけに囲われ、
加工された意味の中で、
君は全容解明することもできずに、
そこら辺にあふれるものを、
あたかも正しいもののように
認識するほどに生み出される値や、
大破するためだけに、
ここに集められた思いは、
思い出の中で偽善的に解決され、
軽減されない痛みの中で、
期待を孕むほどに、
期待感とはちぐはぐになる思いが、
独善的な道理を放ち、
にくしみを交換するためだけに、
ここで幼稚なたくらみを放つような
互いの動機をから、
加算される原理にさだめられる幼稚な誰かさんが
換算するためだけに、
雨に濡れ、
ぬぐえない痛みを瀰漫し、
不満足と徒党を組み、
徒労を重ね、
路頭に迷うだのと、
対価を求める間に、
介在する意識は、
加算されるほどに、
打算的であり、
惰性で見つける意味などは、
蓄積されるほどに、
邪悪なものに変わり、
理不尽に迫る恐怖から、
不当に迫る、
原理的なセンテンスが、
生命を奪う。

こじあけられる罪の音や、
おとなしく裁かれるための
恒久的な蚊帳の外で
ロジックの轟音が迫り、
ファシズムが横行する
全体主義の夜に、
硬質な鐘の音がなり、
似合わぬ価値を着込んだ奴隷や、
混濁する意識に嵌め込まれた自由のラメや、
連帯感を用いるほどに、
簡易な罪の意識により、
形式的な法を互換するための
感覚などは、
ただ消費されるためだけに、
ここでの価値を正当化し、
性善説や、善悪の影や、
権限のモーションなどが
私的な口臭をあびせ、
制限を生み出すほどに、
はみだすものを容赦なく
裁くような余韻から、
因果をも切り裂く体制的なものが
与えるダメージにより、
潜心することすらもできずに、
自らを選民的に
隘路に磔にするために
選ばれた者だ、と
深層心理で神を磔にし、
春先でためこむにくしみを得た
市民権を夏に発散するために
生まれた快楽を発見するための
恋から、行為は不純なものをためこみ、
編み込まれた罪の意識だけで動く機械的
論理をさまよう人民が規制する間に
はばまれる意識が
絶えず儀式の生贄として、
陰鬱な衝動で
軽薄な論理を形成し、
罪を法に書きかけ、
加算される意識は、
ただ正しさに追従するための
奴隷を生み出し、
憧憬するために価値を生み出し、
奪い合うほどに、
神とは和解できずに、
民との瓦解をめざすような
革命家どもの餌ととして、
しらじらしくつかれた嘘に
疲れた人々が崇める理想を
ただ歌うだけの政治性に
研鑽される精神は、
自らの意志をそこない、
蓄積される罪の意識により、
運ばれる形式的な膿を潰せずに、
朦朧としている。

遡及される愛が知恵をつかどる
夕景に融合し、
高揚感へと変換される間に
結末とは、
にくしみを捨て、
昇華されるための
創造性を用い、
モチーフとされたものを突きぬけ、
情報を破棄し、
歓喜にうごめき、
悲嘆に暮れるよりも、
ここでつかまされた要理すらも破壊し、
派生する意識などは、
形式の捕囚として、
罪の代理人として、
絶対的な父のための生贄として
現れるだけの打算的な存在としての
役割を終え、
賄賂を受け取り、
自らの正しさを再確認するために、
示唆するようなものを
模倣するほどに、
ここでの正義とは
食い物にされ、
さらされるだけに至るし、
やがて勝つ者も負けるし、
絶対的なものに背反しない限りは、
判然としないものを
追いかけるだけで、
何かをつかもうとするほどに、
正しいものなどのどれもは、
何かの奴隷するためだけに、
矯正された意識を引きずり、
卑近な者に変えるためだけの
枷を嵌められ、
世界に閉じ込められる。