昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

機械的な過ち


 ことばももろく崩れ去り、信じるものすらしじまに溶け、延々と演繹されるだけの履歴を背負い続けるだけの今は、老いに追従しながら、何かを数えることだけが、正しいもののように思わされるほどに、ほどこされる意識的な犠牲として、今にしいたげられ、瀰漫する意識的な苦悩から、屈折していく精神は、敬神にひたりながら、悲痛な思いを背負うだけのギミックへと相似するだけの罪を背負いながら、欺瞞をうながし、不満足と不全さを謳いながら、さまたげられる意識が軽薄なロジックにひたりながら、したり顔で原生を覗くような質感や、幻想的な記号との和解や、介する間にたまりこむ遺愛や、陰鬱な焦土で主体性をそこないながら、何度も迫る死の閉塞感や、死へと連なる閉塞感を与える有限性を既読するために脳内で分泌されるエンドルフィンが描く不一致なものや、併走するほどに互いを追い抜こうと思えば思うほどに、互いに距離は生まれ、そこで生まれる虚偽などが実存を破壊しても尚、寂寞で果たされるべき義務を生み出すだけの主観を覆う暗黒物質の力や、計測されるだけの身体に偽装され続ける真実を通過しては、最たる意味をそこない、蓄積されていく苦痛をしのぐことで精一杯になりながら、担う意味などが凄絶な時を織り込みながら、しどろもどろな精神を指導するための指導者どもがうながす綸言が徘徊する深夜に重なる衝動性から、迎合されるだけの真実が陰鬱にからまる先々でアンチテーゼを形成し、迎合されるだけのことばがここを拘束しながら、しなびた思いは、しじまで灰燼に変わり、配される間に黙する愛が履歴を抹消し、規制されるだけの真実が犠牲にしていく事実が史実を汚すのだ、と保守的な理想は、理性を保つための伝統がうながす戦争は正当化し、そこで透過しきれぬ思いが退嬰的なものをかかえ、すべてを閉鎖的にとらえる途端にあつらえられた意味に補完され、論証され、朗誦されるための事実に一過性の事実を重ねながら、換算されるための意味を保つために投じられる罪のミサイルがふりそそぐ偶像の夜や、有閑にひそむ寛容さを破綻させるための罪の意識から規制されるだけの真実が思想を錯雑とさせるだけに至るような偏りを示す革命よりも、此処でことばをミサイルに変え、誰かの神や理想を屈従させるために破壊し尽くす赤い闇や、悠揚な真実にからまる史実が大国へと変化し、すべてを退行させ、破損していく意識は跛行しながら、いっさいの希望を漁るための搾取から、周波数を狂わせるためのレッスンや、躍動するほどに火傷していく精神が避難する場所すら失い、ただ破壊される様を傍観していくだけに至る病から、あやふやにされる精神が定める罪により、似通った意味を着込みながら、相似するほどに恨みを綴るだけの意識的な段階に潜む悪意が補足するものが発足させるものに屈従し、従事するほどに保持する苦しみが補填する罪の意識がからみつく深夜がうながす不安などを補完するだけの悲観的な精神を観察するだけの乖離した自己が傍観し続ける先に与えられる影響の外で補正される罪により、新たな不安を強化させ、現れる不安を強固なものに変えていくほどに書き換えられていく意思が映じるものに消費されるための資本主義的な意識の貧寒さを着せ替えさせるための着物や、空疎な自分を補完される原形やらを着込んでいくほどに混濁していく意識は、異物感に絶えかねずに自らを分裂させるために模倣していく意識とのなれあいや、ないがしろにされる瞬間にまとわりつく主観などが死を循環させ、死を純化させるために迎合される不安との交通を終え、通過していく意識が指定された罪を消費できずに溜め込む苦しみから逃れられず、自らの痛みを連動させ、連綿たる意識から渇いた形式を粉末化し、鼻腔摂取するような快楽の機械化が、期待感を孕み、陰鬱な衝動を受動的にかかえこんでいくための絶え間ない快楽のコードから、解放されるべきなのに依存的な心理とは、絶えず巻き込まれる自己を守るために何かに依存することでしか、存在を認識できないような仕組みの中でしか、充実感をあじわえないから、短絡的な同化から、同意されるものだけを丹念にあじわい、報復するための憎悪を溜め込み、体系化されていく携帯する罪から、つぎはぎになっていく愛と罰の間で儚く刺激される空疎な脳内で果たすべき義務を超過していくために高められていく快楽の傀儡として、与えられた意味の魑魅魍魎として生きることだけが義務化されている、という薄気味悪さに気付くべきである。