昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

闘いの歌


 傷ついては暮れゆく君の詩情にとろけ、熱情する春も、破壊的な様相で、道理を破壊し尽くしても尚、そこで追いかけてくるような正常などは、異常さを測るだけの正常さを保つことだけに専念し、何かを盲信し、執拗に妄想に囚われるだけの果てで理論的な正常さなどは保てずに、もたらされる苦しみを連呼するだけの脳内がニュアンスをも破壊し、ことばの尾を引き裂きながら、卑近なものを継続し、もたらされる苦しみと永久を合致させ、意味を魑魅魍魎に変換するだけの意図から、言辞をさだめることに弄するような構図が、高次に至らずに、陰気な遊びへと屠られていくような惰性な正解を纏うだけのリリシズムなどは、有する価値を詩的なものに変化させられずに、ノスタルジアにひずみ、リズミカルな盲信が猛毒に変わるような間の配下として、墓標に鎮座するノスタルジーな原理に羽交い締めにされ、歯がゆい正当性を持ち出し、打算的なのが女性的なものであり、そこに敵意をぶつけることだけが男性的である、と敵愾心をむすぶだけの意図から、位置的なまやかしから、消え去る意識を戦争的なダイナミズムへとひずみこませ、理想を供給するための資本的な悽愴さに負けたのだ、と潤う価値をカタストロフにみちびくためのペシミズムが慢性的な苦しみを淫雨に変え、濡れ続ける意味がとけあいながら、吐血を繰り返し、空疎な自分を悲観するための制度から、移動し続ける先に契合されるだけの意味などは、今をなじるために意思を変換させ、意思的なまやかしを迎合するための原動から、浪費されるだけのことばをくくりつけるような同化から、安易な製造を終えた生産的な加算から、悔悟をためこみ、いっさいを不潔に変化させるための位置的な苦しみを派生させるためのためらいがせめぎ合い、愛する形を求めるほどに、愛とは補填され、補正させられることを強制され、愛することに疲れてしまうのであり、あらゆる苦しみを利己的に与えるような征服欲を複製し続けるような先々で対立を深め、大義を用いずに、陰鬱な静修から、収容されるほどに魯鈍に変わるのではないか、という恐れを連動させるような正常性などは、正解を用い、何かを罰するために与えられる快楽的な罪の傀儡として、生かすための方法論などを謳いながら、独善的な支配を続け、死を恐れるほどに、死の恐怖に巻き込まれ、自らを苦しめるために永続する苦しみの中で自らを製造し続けることにより苦しみをも超越していくような恐怖が連動し、連想するものすべてが、自らをいじめることにより、狂わされるような価値が定める制度や正解が、世界などを定めることの幼稚さに気付き、そこで定めることに反するための権利を謳うことすら幼児的であるし、あらゆる肛門期を超え、正常さを謳うだけの理論的な形状から、形状を保とうともたらされる苦しみを復古し、再利用するような価値での家畜として、利便性をもとめられるだけの身体を回収し、修繕しては、同じような機械へと定められる意味を演じるためのことばに食い込む現実を呪うための生命を滑落させるための、意味を保つための権利を叫ぶような生産的なここから、価値観を謳うだけの過去から、ここまでの苦しみを利用するために理性を保つべきではない、と破壊的な嗄声をうながすような毒性の強い夏の終わりから、悲劇的なインクで書き上げた空の青さも退嬰的なものを打ち出し、自らを退廃的な利用者へと書き換えていくほどに、補完されるだけの答えの道具として、偶像崇拝を続けるだけに終えるような先々で介する間に理解とはほど遠くなり、理念とはねじ曲がり、捻出されるものを呪うような一貫した主体性を破壊するために継承された王位を、今のいままで保つことだけに専念するほどに、魯鈍な家畜として生きることだけが、ここでの祝福を確かなものに変えるのだ、と謳うような者がせめぎ合うような価値などは邪知であふれている、と謳う輩も信じられないし、誰も信じられないから、といって、自分を疑わないようでは、何かに敵うだとか、叶わないだ、とかを謳うような憧憬に貧するだけの価値の家畜の餌になるだけだし、惰性にみちびかれるようなロジックなどは、今を混濁させるためのセンテンスであるし、形成される先天性の苦しみから、遺伝的な汚濁を超えて、宇宙的な敗残から、関与するほどに、保持できずに張り裂けていく自己を保とうともせずに、うとましくからまる自己などは、すぐさま捨て去り、ぬけがらになっても尚、逃げ出しても、抜き差ししても、憎しみにあふれても、愛しても尚、なじる先々で対立を続け、終わる先々で永遠性を娶りながら、変化していく毎日を抱きしめの、だ。