昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

銀河とまじわる意思

原理的に監視され、
原始的に配膳される間に
欠落していくほどに
カタストロフへと至り、
喪失感をただよい、
悠揚な史実にからまる
現実的な妄想から、
模倣されるほどに、
真意とは制限され、
厳選されるほどに、
変化を呼び覚ませずに、
ただ同じものを、
模倣するためにたむろする
今に出現するファシズムの群れや、
報うためにあらがうデカダンスの犬や、
胃に穴を開け、
そこから流れる心理的な死を
模倣するだけの
論理的な恒常性から、
情念をつかさどるほどに、
タナトスを出迎え、
そこにあるはずの明日も
あいまいなままに裁かれ、
欠如していくシーンに
妄想的な関連性から、
制度に付着する感覚が膨張し、
初期宇宙的な簡素で
あいまいな甘美を堪能し、
誰かの誕生日を前頭葉で祝いながら、
完結していく瞬間に、
主体性が孕む孤独な愛に咲く
主観的な花がむしばまれるための
差異化が啜る現実的で消費的な愛が精算を求め、
生産的な愛が破壊を勧め、
堅持する意味がリリカルに作動し、
情報を詩的なものに変換するために
私とは産まれた瞬間から哲学的であり、
衆愚にみちびかれるよりも、
満ち引きする瞬間に
作動する主観的な愛が膨張し、
宇宙的にまで愛を敷衍させ、
横行する真実に反し、
関する愛とは、
確かな意味を足枷にするのではなく、
自己愛に耽るのでもなく、
論証されるものにとがめられるのでもなく、
デリカシーもなく、
過信ばかりがせまる。

借り物の身体を監視してまで、
しあわせを手にしようと目論むほどに、
幼稚なものになり、
担う意味すら邪魔になり、
時運にすら反し、
緩和することも求めずに、
とめどなくあふれることばの洪水にのまれ、
能動的に高次に至る限りに
課せられた罪などは、
今に与えるための不安にしかならず、
そこに与えられる罰などは、
今を苦しめるためだけに現れる疑問にすらならず、
ならず者のままに
荒んだエゴを掻き乱すような
解離性の愛が、
儚く網羅する瞬間に、
主事する者も居なくなり、
いぶかる先に法も崩壊し、
解放された後に自由すらも不必要になり、
静謐にゆらぎ、
君との抱擁により、
関与した今すら、
永遠性にすいこまれ、
混濁するだけに至っても尚、
とどかぬものばかりだと
嘆き悲しむ君の意味と今をつむぐために、
この瞬間には、
何かを保つ必要もなく、
ここでまつわるものが、
対価を求めることもなくなり、
こなごなになっても尚、
何かを感じ取るためだけに、
ここでの愛を配下にせずに、
ただひたすらに野蛮なままにつむぐ。