昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

遊ぶように哲学するのです

コロッケみたいな、
座布団すわる
おばあはんが
ながめる宇宙も、
過去のもんであって、
だれのものでもないから、
至極、短絡的なコードを
うながしながら、
田舎くさく笑う君が、
モラトリアムに震え、
購買意欲ばかりを煽る風や、
空疎な自分を写す鏡を破る
衝動性やらが降る夜に、
身体を寄せ合い、
軋む傲岸不遜な世界を尻目に、
愛とは肌で感じるんやなと、
肝心なもんとは、
近づくことにより、
より現実味を増すんやなと、
ませたガキが語る現在進行形な
恋の行方は、
行為によって支配を受け入れ、
愛するんゆーんわ、
わずらわしくも機械的であって、
受け入れれば、
受け入れるほどに、
保守的になって、
捕囚として閉鎖的になって、
日常を愛すれば、
愛するほどに、
愛するんゆーこととは、
かけ離れていきよるし、
生き甲斐なんか謳ったて、
いつかは死滅しよるし、
愛惜に締め付けられ、
なぜに生きるんですかー
ゆーて君は嘆きを天に、
あるいは、ねつ造された
神に向けて、
その悲しみをカタルシスに至るまでの
奇跡や、その形跡すらも、
かき消すように、
ただただ泣くんかい。