昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

コロッセオ

定めもクソもあらへんし、合致するもんも、ずれてばっかやし、ずれたままでいくんが正解やし、やがて正解すらも枯渇して、自らの苦しみが身にしみる言うて、延々と泣き言ばっかやし、万端なもんなんかあれへんよってに、婉然と長ける瞬間こそが、永遠性を制限もなく、すきますきまに、生み出し、間隔もなく、くまなく増えては、いっさいはおんなじ位置に戻り、おんなじ意味に祝福される的な、宗教的な観念はいらんし、信念なんてもんは、ねじ曲がるばっかりやし、万感をたずさえ、ただ孤絶したままに、描く瞬間とは、正解も持たんと、現れるもんを、そのままに愛するが故に、制限もいらんからこその永遠であって、永遠とは、時間を持つもんの定めであるらしく、永遠性を知ると、時間からは、出られへんから、永遠なんて嫌いやし、ましてや、時間におさまるような存在なんてもんは、邪魔なだけの、ガラクタでもあるし、フラクタルなほどに、互いを毛嫌いし、フェミニズムか、ファシズムか知らんけど、そないに差もないような修復をほどこすような偏狭な思想により、いっさいは罪をかかえ、自らの罪を裁くために、他者を介し、他者を利用し、自らの罪を昇華してるだけやし、檻の中では、力はいっさい通用せんと、あるのは、強制的な服従であり、いっさいは無気力なままに、機械的に演じられるもんが、ダラダラと往復し、惰性な演技が摩擦し合い、互いのパトスを燃やし尽くすための、無気力化するウイルスが散布されてるように、互いは、互いの痛みを知ることもなく、ただ、この世界という檻の中では、何が通用するわけでもなく、均衡を保つために、力を誇示するために、品位を落とさんように、対する者を駆逐するために、あらゆるエネミーを迎撃するために、迎え入れた敵を、木っ端微塵にするためにと、倒錯し続ける先々で、最たるものを忘れ、わずらわしく生み出された時間の中で、なんもかんも忘れ、ゾンビになり、さまようだけなんかい。