昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無価値な愛

他愛ない瞬間と、遊びたいだけなのに、返り血ばかりあびてるし、陰るだけの青春に堕落し、後悔ばかりが迫って、命は簡単に消費され、簡単にうばわれて、あたかも、無かったことのように処理され、消費的な彼らや彼女らの話題になるのも、ほんの数秒だし、出し抜けるために、ためらわずに、消費される価値の家畜として、純粋な理想をかかげるほどに、純粋さはうばわれ、運命論に左右され、有する価値の中で、戒律がもたらす恐怖により、偶然性をよそおいながら、裏を返せば、すべては、支配の中で、反するほどに、支配の中に食い込み、屈従するだけにいたることを知らずに、幼児退行的に示された革命は、自らの幼児性に屈従し、なにかの洗礼をうけては、自らを立派なものに変化したのだという、幻想をかかえさせられ、そこで、求められる価値の中でしか活用されない罪を利用し、自らの怒りの強度を増し、外へと向けられる怒りは、自らの内へと食い込み、自らの内部でながされた血は、他者に対しての怒りに変換され、個人的な苦痛は、世界全体で、わけあうべきだという、独善的な理屈により、まかり通ることが、あたかも、真実のように崇められ、容易に信心されるものを、神として見初めるほどに、自惚れは加速し、あたかも、自分を神のように思うほどに、安易な支配に引きずられる、幼稚なギミックの中で、成立するものの影に隠れ、卑怯に演じる悲劇的なヒロインの役目や、世界を救う英雄のまがい物や、紛失した、自分自身を救うための、神話をでっち上げ、自らの保身のために、破壊された世界の残骸で、なにかを叫ぶことだけが、正解のように、思わせられている時点には、大義もなく、ただ、快楽的に破壊し続けるオイディプス的なものの、愚行だけが、次から次へと、スクラップを生む。