昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

細断

離れ合うふたりも、星の子供であるし、反発し合いながら、隠している思いを宇宙にまき散らしながら、最愛なる日々の終わりにひしめくコードや、因果律に反し、衝動性に運ばれるままに、ここでの思いを確かなものに昇華させ、消費されるだけの思いは、陰鬱な焦土に巻き込まれ、意識とは、その場で混濁し、昏迷しながら、さらなる飛躍をめざし、短絡的な競合から、せめぎ合う瞬間は、生命の受難を飛び越えようと、次々に生まれるだけの言葉の中で、偶像崇拝を続ける限りに、命とは、行いに限りを生み出し、陰るだけの思いが蛇行し、行為に水準を生み出すほどに、補填される意味とは、戦争状態に陥るのだと、悲しむ女王の中で裁断されていく思いの段階を悲観的なものが攻め入り、剪定されるだけの花は、自らの首を狩られる悲しみを悲しむのではなく、刈り取ろうとする者の行為を悲しんでいるのですと、悲しみに浸るほどに増していく焦燥感に追われるだけの君は機械的な悲しみに監視され、嘔吐を続ける過食嘔吐の子供たちがながめる土星のリングとは、幾億もの塵で出来ているのだと、カタトニーの連絡船に乗る厳寒な時折にひずむだけのリズミカルな擬人化を終えるだけの樹齢数千年の木々との会話や、対比されるほどに、人間とは、人間の中で苦しむだけに至り、徒に消費的なままに終えることが、生きていることの証のように語る。君に似るものは、君しかいなくて、すべてはなくなったから、感触だけを思い出して、あたかもそこに居るかのように、抱きしめる。その抱きしめる不確かな存在を、真実に変えるためだけに、私とは存在している。