昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

キャピタリズムのマネキン

鈍感やなかったらあかんなんて、あんまりなこというもんやから、悶絶して、チクチク痛む胸なんかをモネ的なブルーで染め上げた夜の孤独が、氷点下を記録するころには、その孤独なんかは、孤独を思うことにより、孤独であることを加速させ、苦しみなんかを可視化しては、散漫な苦しみを、利己的に消費しては、権利やなんやて、うるさくつきまとうだけやし、堕落しては、緩慢な作用を打ち出す暗闇に、箴言すらも途絶え、マントルにまでひびくエモーショナルな叫びが、地球のコアをくすぐり、ガイア論的に地球の怒りとの共鳴を引き起こすんですと、オカルトなもんを引き出すペシミストどもの、ドラスティックな厭世観に利用されるだけの、市民やらシンパやら、信仰心をあおられた信者やらが、あいまいな結末よりも、完全なる終幕をと、なげくころには、混濁する意識は、堕落した主体に支配され、自らを傷つけるために、ためらわずに支配的なコードを生み出すだけやし、役立たずと、自らを罵り、能動性を根治し、魂胆をかき消し、軽薄な理想をかかげ、現代的な病理なんかを謳うから、枷を自らに嵌め、自堕落なままに、フラクタルであることを規律正しく消費するんですと、嬉々として打ち出す、うそぶく喜びに悲壮感はなく、マネキン的に光り、似たようなもんを着せられ、正しいようなことを騙りながら、なんとなくなにかをたくさん持ってる奴のツールとして、あらゆる罪を偶像化し、過信し続ける罪の申し子として、神と名付けられた物体を神格化し、攪拌され続ける意思は、徒然と苦しみを間引きしまんねん。