昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

睡魔

猫みたいに丸まって寝て、不自然にせかいを包括しとるんかいって、逸脱しはる瞬間はな、やさしい火傷をほどこしよるし、忘我に帰任する夜は、絶えず権威的に赤い紙をばら撒きよるし、暗澹とした世界に補填されるべき愛も、なにかを裏切ることだけが、世界を救う的な発想やから、いつまでたっても世界は良ーならんし、ならず者のままで神秘を追いかけ、感じたままに消費する瞬間に愛とは擬態化したり、万端なもんに阻まれ、はびこる怒りで出来たバビロンが云々って、うやむやにする瞬間でも、むにゃむにゃ寝よるんが、猫ですし、出来合いのもんかかげ、正しいやなんやって迫るだけの奴らは、すぐさまなんかを裏切るわけですし、分け隔てるばっかで、あほんだらが、と単位的な清め祓いを続けるだけの、儀式的なカットアップから、あいまいなマインドを加速させ、意識に枷を嵌めて、世界をせばめるほどに、センチメンタリズムも、やがては憎悪をかかえ、自らを壊すために、世界を壊すんやから、わややし、あんまりにも君は悲観的に叫ぶから、分裂的に消費される世界の偶感や、偶然をも破壊するために続ける過食嘔吐の音が延々と響く深夜、わずらわしく空疎な互換を続ける白昼夢に注入されるもんなんかは、たちまちに悪夢に変わるんです。