昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

過程

生きるとはあべこべなもので、
生かされているなどと
うながすほどに、
この命は他者にゆだねられ、
自らの意思はそこなわれ、
そこかしこに、
やましい思いをたずさえ、
あたかも自分で選んでいるようで、
意識することの奴隷として、
ことばも持たずに、
立場を利用し、
理由付けするために、
屈折した理由を謳いながら、
美味い話で騙し合い、
罵り合いながら、
汚い過去へと滑落し、
傾く思いが、
偏りを示し、
寄りかかるほどに、
借り物の思いは、
思い出に束縛され、
遠くから影響するものが、
今に擦り寄り、
理解を謳いながら、
求めるものを奪うために、
維持することを謳いながら、
倒錯していく思いは、
真理を失い、
または真理などを
用いるから、
何かに寄りかかり、
偏りを示すだけに至り、
いぶかる思いがこだまし、
小賢しい思いは、
何かに対して優位であり、
有利な立場を利用し、
誰彼構わず抑圧するために、
三者的な立場で、
他者を押さえつけることを
強制するために、
誰かを暴力的に
押さえつけることを
見せつけては、
君の身動きを封じる。