昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

流浪

全部が全部、商業主義的であるし、生産性に追われ、自らを機械化し、改革を謳うほどに、大義を忘れ、思想自体にまどわされ、自分を見失い、闘争機械として、戦争の奴隷として、革命の醜い落とし子として、あるいは、落伍者として与えられた使命により、放浪し続ける先々で、境目もなく現れる罪に誤魔化され、自らを過信し、懐疑的なままで、猜疑心ばかりを増加させ、隣人に恐怖を感じ、自らの猜疑心により、近づく者すべてを傷つけるためだけに燃やす敵愾心や、散漫な機械として、情報に左右されるだけの位置で凝り固まることが、哲学的に語られ、ニセモノのギミックにより、薄気味悪い個人主義が、レイシズムを推奨する。あらゆる孤立は、そのような憎悪を次々と孕み、悪魔的な子を世界中に産み落とし、醜い観念は、否定的であり続け、つたない意識が排斥する理由が、理性を失い、ただ欲望のままに推進するものが、ニセモノに神を見出し、崇める人間と、崇められる人間が交わり、はじまりなどを用い、終末論的なものにまどわされ、苦しみばかりをつなぎ合わせたものが、この世界という名ばかりのものを、でっち上げる。優美な熱をかかえ、神話的な朝を歩く。早朝には、こびへつらうような者の姿はなく、静謐な予感だけが、雰囲気をすなどり、囲いながら、散漫な意識を正しくするための善悪すらもなく、互いをたたえるような確かな愛だけをたゆたい、昼や夜に蝕まれないように、強い意志を保っている。