昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

帰巣

世界ももぬけの殻なって、誰もおらんところから、また思想は、はじまるんかいなと、はじもがいぶんもないままに、ままならぬ意識を駆除される前に、締結していく未来っちゅうもんだけが、注目をあびるべきであるし、あらゆる軋轢を引っぺがすために、この命とは成立を待たんと、ただあらがうことで生まれる結末なんかを無視して、今も過去もクソであるし、過ぎ去れば空想的なものに補完され、あるいは、君の思いなどに縫い付けられ、磔にされてはいじめられるだけであるし、維持するほどに、その空疎なものに支配され、ニヒリストにおちいる的な緩慢な示唆から、操作されるだけの連中は、情報の虜であるから、その情報に虐殺されたのであるし、異端裁判的なもんで祭り上げられたワテの憎悪は、荘厳なるものであるままに、続けられる呪詛を神として成立させ、あらゆる聖地を利用し、理性をそこなわせるために、その情報に貼り付けられた呪いにより、憎悪は加速し、誰もが疑心暗鬼におちいり、誰もが誰かを屠るための結合を終え、テトリスみたいにつなぎ合わせられた怒りは、他者の怒りを媒介にしながら、二倍速で、虐殺を加速させ、加工された真理にもとづくエゴにより、永劫的な戦争から逃れられずに、建前上生き残ったもんやから、悶悶とする意識は、思考停止におちいり、四方八方をさまようままに、探し当てるものすら憂鬱と普通に支配され、死は恐れるに満たないものに変わり、恐れるべきは、その死へと追いやる精神であり、そこかしこに生まれた法も崩壊し、解放された精神は、自由に抹殺されるのであるし、あらゆる権利とは、利害関係を失った途端に、自らの力に羽交い締めにされ、自らを屠るだけにいたる結末に怯えているからこそ、その権利を行使し、恒常的な苦しみを他者に与えるんかいと、ペシミスト的な発想すらも死滅した後に鮮明なものすら居らず、すたれるものすらなく、ここで支配するのは位置的なものを捕らえる機械たちの楽園なのかと、ロストワールド的なものや、トロイの木馬に乗る電気羊たちは、羊たちの夢を見ずに、ミントの葉にのり、能動的にカスタムされた番犬どもが自立するのを防ぐためのノイズを延々と吐き出し続ける拡声器を手に取り、時代性を革命的に持ち上げるような輩を支配するための律動的な気配から、加算され続ける空虚なウイルスにより、治らない風邪で咳き込む混濁する思想のため息が機械的な私怨を発生させ、自動的な自決から、存在や実体をも破壊するために証明されるプログラムされた生命から、散漫な意識は儀式的なものに支配され続け、死は他者を介した証明に満たずに、そこで証明される死とは使命感をそこなわせるための恐怖を混在させ、呼吸することすら恐れるべきだと、思春期の子供たちが自動手記を続ける間に、シュールレアリスムな世界を形成させるために売られる違法なものから、森羅万象にひずみを与えるような量子的な観念から、完全性などは依然として不必要であり、完全なものこそ不潔なものであるし、純潔なものとは気だるいものや、デカダンなものから生まれるのであるし、あらゆるけだるさを嫌う神を蹴散らしながら、結滞なんは、そこで正義を謳うようなキラキラした輩であるし、権力を保つために隠すような輩こそ、いちばんの悪意を格納した純粋な理性に反した反カント的な輩が排除し続けるものが謳う水準こそクソである。