昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

静謐な互換性

あの子は寒い中、自転車で愛を探しにいった。そこから続く、魔法には目を背けて、絶えず痛む身体を引きずりながら、延々と街をさまよう。すべては、枢要なほどに、あべこべになって、弁解ばかりで、考えることすら退化して、誰かが言ったことなんかを、そのままスラスラと言えちゃったりして、スズメがちゅんちゅんと、便宜的に鳴くような朝まで、考え尽くしても、こころは寒害被害などで、なにも育たなくなって、彼らは結末を煽りながら、洗脳された脳内で、腐った黒々とした思想で徘徊する夜を、破壊するためだけに、朝を待つわけだから、堕落したことも知らない、フラクタルで、退屈な彼女たちの道具であることを辞め、ゲーム感覚で消費される恋や愛の行方は、悠然としてアンタを狂わせるわけで、すべては、色濃いようで、いろんなものが、ままならぬままに攻め入り、生命を維持するためなどと制限を生み出し、義務がなんだと、狭い価値によって屠り、法外なものをふっかけてくるのが、君たちのやり方かと、投げやりになって、生きることなどは、断続に過ぎず、そこで何かを継続するために、運動的に配慮して、排除されないように、必死にしがみつくだけであって、どこまでも打算的であって、あらゆる制限や差異の中で、結末とは絶えず醜く、探しても見当たらず、絶えず破壊するためだけに、君にすりより、何かを植え込み、見違えた意味は、違ったままのものを受け取り、受け入れ、経過し続ける先々で、転がりながら、リンクするいくつもの場面で、転嫁していくものに支配され、死から逸脱し、示唆されるものに浪費されずに、自らの価値に気付くまでの距離とは、自らが生み出す限りに、何かに踏み台にされずに、ずっと続く限りを堪能し、永遠性に隔てられずに、自らの意志だけで進む。