貸与

だいすきな言葉たちを
あつめて、
不純に近づく月日や、
並べられた意味に、
快癒されるべきだと、
彼らは騙されたままに、
制限をくわえられ、
延々としのぐ間に、
破裂する思いが、
ジレンマを抱え、
回転する理由が、
今を循環しては、
制限を持たずに、
用いられる理由が、
いたずらに今を消費し、
悲愁をただよいながら、
かぶれた思いや、
ためこむ憎しみに、
追従する意識的なあわれや、
愛玩と化した季節を
透過させるようなギミックや、
軋む身体を破棄し、
はびこる悪意を充填しながら、
しなびた思いに孕む
懶惰なものに束縛され、
成否を用いずに、
一途に愛し合う時折に
ひそむ面影を飛び出して、
短絡的な動機を消費しては、
退廃的に樹立される思いに
孕む時折に逃避する
面影も日々に織り込まれ、
横溢する瞬間に
純化していく思いが
投影されることもなく、
世界と和解し、
ここはどことも結ばれずに、
バラバラになる思いが積み重なり、
かさばる思いが波形を伝え、
軽薄な論理を踏破し、
あらゆる期限を超越する。