昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

高尚な余韻

すべては終わりかけているのではなく、確実に終わっているのだと、平凡に拘束される街は、異物感を感じながら、日常を吐瀉し、慢性的な嗚咽によって、がんじがらめになり、感じたフリをして、利己的に消費される日々は、絶えず歪んでいって、幾ばくかの可能性に束縛され、即座に捕まる所以は、皮肉を操作し、自らの痛みを、他者と共有するよりも、誰かを苦しめるよろこびを、他者とともに操り、誰かの傀儡として、または間違いを謳うだけの、貪婪な機械として、気配を牛耳り、短絡的に露呈するものの、ロジカルな獲物として、みなさまの苦しみを昇華するための、大事な生贄として、撲殺され、黙殺される日々は、犠牲的であるが故に、正義を形成し、その正義によって犠牲が生まれ続け、つつがない日々も燃やされ、求め合うほどに、もろく崩れ去り、権利がなんだとやかましくからまる意味がいびつになり、憎しみ合うことでしか、今をとりとめのないものに変化できずに、あんたたちの弊害から、たずさえる意味が絶えずルサンチマンに浸り、悲観すればするほどに、終末論的な汚物をまき散らし、そこで併合されていくものは、超越を知らずに、帳尻合わせられる意味は、期待感を用いず、ただもたらされる苦しみの道具として、繰り返される日々にくたびれ、あらぶる精神は敬神にいたり、自らを神と同化し、自らをささげるほどに、自らを見失い、自らから逃げるほどに、誰かとの依存的な統合をめざし、自らが未熟な故に、しあわせなどを謳い、永遠性に制限される。