昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

答え合わせ

本と手をつないで寝て、ゆれる君を見ていて、手叩いて笑って、眠なったから、また寝てを繰り返して、朝か夜か、わからんなって、担っても、邪魔やなって、愛してるとか、呪文のように聞こえて、呼吸するんもいらんようなって、ただ愛する過程なんか、価値を打ち出すだけであって、価値を見出すんではなくて、しあわせを数値化するだけであって、会っても、なに食べる?とか、なに欲しい?とか、邪魔くさいし、なんか無駄なもんやね、愛って。どっちみち、たがいを恨むように愛するわけであるから、すがることが嫌いやから、あきらめるんもありやし、あるがままのようで、わだかまりばかりであるという矛盾や、差異から逃れるために、私とは君のためだけに存在する。