昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

警世の雨

行き先模索し、もとめる君のエゴやら、迎合されるものを崇め、絡め取られる神や、ちぐはぐになる思い出の偶感や、カンバスに描いた魔法のような日々、貧相な雲に乗り、リリカルに捉える隙間から深層心理へと入り込み、混濁する思念が映じるものが収納されるいちばん奥深いところから生まれる思いが孤立しないように、救い出すために私が存在するのではなく、君が理解を深め、変わろうとしないかぎりは、すべてを巻き込み、疲れさせ、些細なことで不安定になる日々は不信を深め、不実なものに時をうばわれ、利用するか、利用されるかだけでしか、物事の価値を知らぬように仕向ける者に利用されることでしか、存在を示せぬような哀れさを武器にし、憎しみを増やし、絶えず現れる悪意によって、正義を偽造し、独裁的にたずさえる独善的な祝福と修復を吐瀉し、世界を毒していくだけに終えるということから、ペシミズムを流用し、流動的な終末論から、世界は薄明なままでいて、印象に統合されるための正常に閉じ込められ、どれが真実かもわからずに、代わる代わるおとずれる悲劇の道具として、偶像崇拝にいたり、偶然を愛せずに、ただ囚われるだけの先々に怯える日々は、なにかを得るための策略を続け、事実から隔離され、同じようなものになるための治療を、強制的に受けさせられることの異常さに気付きもしないで、正しいとされるものを崇めるほどに、自らから乖離していく理解の離間に現れる道理などから外れて、自らの正しさを感じるために、外から現れるものを正常とは捉えずに、異常とすらも思わずに、現れたものを現れるままに受け入れ、経過していくものを愛する。