昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

抵抗性

誰もが誰かの奴隷だと気づいたころには、何かに隷属して、はしたない夢を見ているのかと、簡単に正気を失い、何かとつながっていないと不安な奴らがざわめく感度、あらゆる不快感がむしばむ遊蕩な日常、内面性を踏みつける巨大な足たる社会的弱者の恍惚とした憤懣、あるいは自らが正しいということに誤りすら感じずに、肝心なものを見失い、見よう見まねで未熟な精神を引き連れ、惹きつけるようで、その場で横着に構築される原理的なものに引き裂かれるだけの利己的な普遍性は、生活感をうたうほどに揺動され、自らの意思で正しさを見出しているようで、ただジタバタしているだけの堕落した感性がフラクタルを目指し、完全性なんかを持ち出しながら、徒らに求められる還元性から、厳選される我々の価値とは誰が作り出しているのでもなく、最下層から漁られていくだけの普遍的な不潔さに気づかずに、きっかけ次第で、すべてを純粋なゆえに破壊し尽くす間に引っ付く理由が敏感なゆえに、対価を用いて、何を引き裂くだけの悲観的な者が感性すらも破壊し、リリカルでないがゆえに、簡単に世界を持ち出し、世界を救うように、世界を容易に破壊するような間柄から、愛なんてものは名ばかりのものであり、愛が行為に陥った途端に、愛とは価値を持ち出し、正しさをうたいながら、奪い合うだけに至るまでの距離から、虚偽で氾濫し、はびこる悪意で形成された社会的なずさんさに、苦しむだけに専念するような曖昧さに捻出されていくものが、さらなる苦しみを生み出していくようなサイクルから逃れる。