昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

軽侮

誰を抱きしめて眠れば良いのか?誰を抱きしめているのか?手懐けられた思いは、今にめりこみ、歩きにくくするからと、逃げまどう私は、退廃的な夜を越え、傷ついた身体をいやし、フラクタルな感情を切り裂き、段階を生み出すだけの、退屈な理屈を蹴り上げ、何万光年も先の宇宙の行為や、そこかしこにあふれる簡易なものとの隔たりを感じ、ニヒリストが叫ぶ浪費的な夜が、ぬれたジーンズをぬいて、互い違いになるために、多目的な恋を走らせる言動や、原理的な意思を所持し、生じる思いが、空疎な自己を取っ払い、なにも正当化されずに、同化していくものとは、必然性をかかげ、善性を謳うだけの輩が用いる論理が、今を荒廃させるのかという幻想こそを蹴散らすべきであるし、あらゆる利便性が、世界を破壊する的な発想こそ、世界を破壊するのであり、自らがかかげる正義こそが、正解であると謳う者こそ、今を生きにくくさせるのであり、自らの力が、今を抑圧させ、自らを苦しめていることに気がつかない限りは、永遠に苦しめられるだけであり、なにかの餌になるために、丸々と肥えていくのだ。