昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

幻想を抱えて、模倣するだけの普遍性が不衛生であるのにもかかわらず、懐疑的に乖離していく君の尺度なんかは、あいかわらず弱者の尺度であるから、理解できずに、意思から乖離し、意見に流されては、慣らされる現在とは、短絡的な罪の意識なんかを植え付けられて、誰かを憎んでばかりいるし、いらないものを抱え込んだ意識は、儀式的に何かを消費しては、常用する罪の虜になっては、利己的に消費する今に独善的なものを用いて、自らを正しいように仕立て上げる。記憶を互換するための冷たい風。補足される思いをまくし立てる青いだけの記録。記号でできた街が、ドラスティックに語る原理的な雪。もう飽き飽きだから、創造的に敷衍するものだけで、物語を枯渇させ続ける先に、勝利すらいらず、なにも欲しくないから、作り続けるのであり、そこでの価値を飛び越えるためだけに、ためらわずに延々と反復し続けるのであり、すぐさま過去になり得る今などを生きるのがわずらわしいから、先へ先へと振り返らず、立ち止まらずに、ただ藝術的な進化のためだけに、思い描くために、この命を捧げるよりも速く進み、大抵の場合は、退廃するだけであり、勝とうが負けようが、死を乗り越えぬ限りは、虚しさという魔物に駆逐されるだけであり、時間を用いて、際限あるものを利用し、理性を奪うだけの思想すらいらず、操作されるのが苛立つから、私は私の考えにすら還元を求めずに、宗教的なミニマリズムなんてクソだから、いたずらに消費されるのにもうんざりだし、冤罪ばかりをばらまくような制度なんてものは、はじめから存在しないように生きてきたし、幾多の場面で想定されるものなどは、所詮は与えられたものに対しての、あらがうような闘争では、次々と現れるものに駆逐されて、はじめから無いように仕向けられる君の孤独すら、一切関係ない。