昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

尊い行き先

慟哭の街も尊く結ばれるものも疎ましく感化するような篩をかけ、先鋭化する感覚によって、眠れぬ君の預言が効率よく金銭に変わるころには、正しさなんてどこにもないものを謳いながら、真理がどうとか、道徳が同化する真実などが、心因性の苦しみを孕んで、ランダムな現象が綻び始め、終わりがなんだと、かさばる思いが遠のき、その場で終わることなどに苦しみはなく、そこで繰り返し、苦しむことを反復し、おとずれる強大な不安を呼び覚ますだけの普遍的な制度に敵愾心を持ち、用いる不安の虜になり、偏りを示すだけに至らせるような原理に基づき、反することを忘れ、反芻する苦しみとは、利己的な精神分析を続け、綴る意識を迎撃する戦闘機が脳内を破壊し、依存的に纏わる出来事につまずき、恙無い日々の尾びれに掴まり、考えの海を自由に泳ぎ回る快活さを知らずに、ただ誂えられた意味を崇めるだけの惰性な感情に引き摺られ、還元される苦しみと、関係するほどに縋るだけの君がよじれる先では、時系列すら狂い、憤懣を示すレジスタンスは、自らの革命により破綻し、つぎはぎの権力は、何かとの調和を目指さずに、今に保たれるものにもたれかかり、失う恐怖の虜になり、似合わぬものを着込んで、猜疑心に至り、ふれあうことを恐れるがあまりに、現れるものすべてを破壊に追いやる。配布された神話が、信用を謳い、奪われるだけの真実の中で堕落した君とフラクタルであるべきだと、構造的な派生と背景の中でだけ、正しいとされるものだけが、正しくあるべきだと刷り込まれた概念から抜け出し、何が真実なのかを見極める以前に、正しいとされたものすら怪しみ、憎むことでしか、しあわせになれないしあわせを破棄すべきだとうながすルサンチマン弁証法からも解放し、懐疑的な日々に配役され、そこで演じる日々などに現実性すらないことを知るべきであり、あらがうほどに増す孤独をも乗り越えた先には、整然とした思いが、静謐に浸るよりも速く突き抜け、自由とされるものにすら反し、鋭く意味を見極める。