昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ヘゲモニー

色のついた錠剤飲んでハクスラしてた君。歯がゆい旅路の模型を組み立てては、手なずけられるよりも速く逃げ出す君。酩酊する深夜。紫色にかがやくアニメの主人公。主軸としていたものも潰え、厭世観に乖離して行く君のままであることもままならず、引きずる過去に吸い込まれては消滅する今。未来は誰の手の中にも存在し、はるか無知な向こう側から即座にヒットする理由が、存在の不確かさから超脱して、弥勒菩薩かなんかに変身するころには、この宇宙には殺し合いなんて無くなるさと諭す間に生じる運命が所持する理由なんてものにスロットは不必要であり、そこに差し込まれる理由なんてものは蹴飛ばしてしまえば良い。コズミックホラーな夜に住まう銀河を駆逐する王冠をかぶった骸骨たちの群れや、真理に巣食う虫。人の死すらも改ざんされる世だ。誰も信じられなくてもいいから、勝手気ままに生きるのだよ、と怠惰な記憶から引き出される論理を蹴散らす。希望すらなくフラフラとさまようゾンビたちの遊具で、必死にしがみついて遊ぶ君たちの写真が磔にされた原理的なツリー状のグラフ。簡単に感情が処理され、何かに依存し、衝動的な私たちの感傷的な汚穢に導かれ、可憐な死を乱立させる国家的な愚弄により諦観し続ける先々で、至極あいまいに絡みつく日々にみつくろう意味に取り憑く君の冥福を祈るために、私は神にだってなるし、抱き合わせては、互いの滅亡を祈るような衆愚政治による簡単な破壊行為により、至極簡単に破壊される末尾に折り込まれる時間がかかる時間と質量を引き延ばしては、ぺちゃんこになりねじ曲がる時計を難しい過去で描くシュールレアリズムを加速させるダリの加速器により、極小のブラックホールを作り出し、惰性な人々を飲み込み、完全なる破滅を作り出す隘路に、均一性などはなく、何にも似つかずに、なつくこともなく、そこで拘泥するほどに、人はどんどん居なくなり、経済を回すことだけを考えるような時代は終わり、心を優先し、余裕とは、考え方により簡単に変わることを知らない限りは、一切は陰るだけだ、と。