昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

優雅

チクチク痛む胸の怠惰をかかえた思春期、絶えずからまる惑星が打ち出す虚偽や、幽体離脱してゆくような感覚を食べ尽くすパトスや、覇権やらが申請してゆくだけの権力的な至福、はびこる善良を謳うだけのバビロンのパビリオン、プロパガンダすらリリカルに感じるのが、詩人としての生き方であると、加算されたアレルギーにより、かゆさの質量が変わってゆくから、宇宙的な干渉や、不安感を牛耳るタイマーや、集団的な欲望の朴訥な関連性から虐げられる健気さに加算されてゆく原理的なものの補完や、そこかしこで互換される客同士の愛が駆動し、夢見心地の愛が俯瞰を駆逐して、二次元の愛は廃れる。不眠症の猫のヒゲ、アルファベットの枕とデカダンスな犬が補完してゆく悲しみがケロイド化し、中原中也みたいな空間を虚ろに反映してゆくだけの記号的な詩の肉片やらを拾い集める餓鬼たちのけがれ、のけものにされたノスタルジアで反響してるアンビエントにどろーんとしてゆく感じが、高尚なものに変わるまでの勉学と、君にまつわるものすべてが君を形成するまでの距離と時間の計算式。おだやかな色彩にまとまる写実的な予感、春に磔にされ、悪寒をかかえた不思議な木々、飢餓してゆくほどに増してゆく欲望、咲いた桜は白骨のよう、誰もが盗み方や殴り方を変えて、未だに盗んだり殴ったりしてる。